図書館にいる人たち
図書館。
そこは、小さい頃堅苦しい場所のイメージだった。
喋るときには声量に気をつけないと行けないし、紙と文字しかないから退屈だった。
今は、心を開放できる場所のイメージになった。
静かだけど、どこか情熱的になれるいろんな世界の入り口だ。
図書館にいる人たちは、真顔で、無言で、黙々と書に向かっている。
何を読んでいるか、何を考えているかそこからは何も分からない。
だけど、そんな人たちも心の中が躍っていると思うとすごく面白い。
口をへの字に曲げて、眉間な皺を寄せて読んでいるとしても、その視線の先に新しい世界が広がっているんじゃないかな。
もしそれがフィクションやエンターテイメントからかけ離れた何か専門書でも、知識が増えていることには変わりない。
脳を動かして、想像力を働かせて、感受性を豊かにして新しい知見をゲットしているとしたら。
そうだとしたらそれは尊敬せずにはいられない。なんだか微笑ましい。私もそうありたい。
顔は変わらずとも心で一喜一憂できる本の世界はすごい魅力的なんだ。
何かに夢中になれるってそれだけでかっこいい。