「ゴジラ-1.0」感想。天災vs主役2人の生命力&民間プロジェクトXの後に待っていた衝撃ラスト
絶賛公開中「ゴジラ-1.0」。
今作の感想noteは、まず一部感想を先行投稿。「ゴジラ≠コンビニのおにぎり」というレパートリーと作る人によって味付けが違うという話を投稿。
ネタバレ含んだ感想文は「ビーパワーハードボイルド」のYouTubeラジオに投稿。アップを待って投稿する事にしました。
毎回投稿して読んでいただいていますが、皆さんの想像を絶する着眼点に毎度脱帽させられております。良ければどうぞ。
できるなら大きなスクリーンで見た方がいい大迫力映像。
暴虐非道。老若男女関係なしに人を踏み潰すその姿は恐怖そのもの。
そもそもゴジラは核から生まれし者で、人間同士の醜い争いによる神の怒りから生まれた生物。それが作った側ではなく受けた側に襲い掛かる。何という理不尽な。
2019年の「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」で渡辺謙扮する芹沢博士が核を目覚まし時計代わりに使用(通称・謙ちゃんの闘魂ビンタ)してました。作品のルーツを踏まえれば誰か止めなかったのかというほどの内容でしたが。改めて如何に愚行な大罪であるかが良く分かりました。
次に人間ドラマ。山崎貴監督の味付けの濃い泣かせ演出が賛否両論で、民間による殲滅作成が確かにプロジェクトXぽい。
ただ、死ぬのでなく、生きてこの国の未来と復興に繋げる事に意識が変わってからの一揆団結ぶりは胸を熱くするものがありました。
復讐と執念の鬼と化した神木隆之介。ビーパワーでも皆触れてましたが、あれはランボーそのものでした。
豪快豪傑の大船乗り佐々木蔵之介、憎悪から慈愛の精神を見せる青木崇高、ゴジラのような怖い顔でも実はお節介な優しい人とわかる安藤サクラ。頼れる年長者、白髪が経年を感じさせる吉岡秀隆。。充実、魅力的な役者陣。
浜辺美波は神木君と同じく体張りまくり。
「カサンドラ・クロス」並みに電車が真っ二つになっても一人電車にしがみつく。鉄棒ぶら下がりも耐える。ヒロイン補正でも足りない生命力を発揮。
(以下、重大ネタバレ)
にしても。
あれで死なないのは噓でしょと。
いや「まさか」とは思ってました。本当に死んだと描写したいのなら肉塊は難しいにしても、血痕だけ映しても良い訳で。もしくは貼りだされた犠牲者リストに名前だけ載ってるとか。それが無いから成立はしている。
本当に「え~!!」てなりそうになりました。
ところどころ沢口靖子に似てたので、仮に再登場なら「ゴジラvsビオランテ」みたいに天に昇るとか?とふざけた事を考えていたら。
本編前の「エクスペンダブルズ ニューブラッド」コラボ予告(先にSNSで見た時MADかと思った)でシルベスター・スタローン扮する隊長バーニーがヘリの墜落で死ぬ粗筋と比較するに、どうにも腑に落ちないというか。
絶対ステイサムピンチの場面で美味しいとこ持ってくんだろと勘ぐってしまうのですがどうなんでしょうか。
後で各所の考察文を拝見するにバッドエンドとも取れるし、次回作への伏線?とも取れる内容でした。現在は理解と納得を深めている今日この頃で。
アメリカでも評判が良いらしく世界でもヒットしたら良いですね。