生物界の頂点。神となったステイサム「MEG ザ・モンスターズ2」
絶賛公開中「MEG ザ・モンスターズ2」。行って参りました。
劇場をあとにした際、後ろにいた叔父さんの『滅茶苦茶だね、これ』の言葉が全てを示す作品なのですが、ジェイソン・ステイサムの無双ぶりと大迫力の対サメ戦に圧倒されるだろう今夏のお祭り映画になっています。
前作でステイサムが人を辞めていた事は薄々感じてはいました。今回はサメ1匹のみならず3匹。更に巨大オクトパスと怪獣大戦争の様相を呈する中でも無双ぶりは変わらず、寧ろパワーアップ。あの男は生態系の頂点。否、神となったと確信に至りました。
ポスターにもなっているステイサムが爆弾入りのやりを波乗り状態でサメに放つシーンは、北口榛花(世界陸上やり投げ金メダル)もビビる大投擲。
続編あればモーゼの十戒の如く、海が割れた間にステイサムが出てきそうな海神ムーブ。多分ゴジラとキングコングの間に割ってもタイマン張れるのではないでしょうか。
多くの人がツッコミを入れるであろう、ステイサムが水深7000mを潜水服なしで泳ぐところですが、一人思い出したキャラが。「刃牙」シリーズの最強死刑囚編に登場するスペックです。
奴は水深200mの海底刑務所を5分間の無呼吸運動で泳ぎ切り陸まで脱獄。仮にステイサムが7000mの深海から陸まで上がってこられる事が出来るのならば、単純計算で遊泳可能時間は175分(約3時間)。「彼は魚だから」の言葉であれを見せられると、出来てしまいそうな謎の説得力があります。
是非とも「空想科学読本」で有名な柳田理科雄先生に今作のステイサムがどれほどの身体能力を持っているのかの検証をして頂けないでしょうか。恐らく驚愕の数値を叩きだす事でしょう。
ロジックや辻褄を重視する方は良く思わないかもしれませんが、エンドクレジットで流れるDJのリリックが言いたい事を表しているといいますか。
「細かいこたぁどうでも良いんだよ!!」
人がスナック菓子のように死に、冗談のような光景の連続。古き良き時代のアクション映画の要素を詰め込んだヒャッハー映画でした。