☆☆☆ 日常的専門へもっぱら編んで問う☆☆☆N:ナラティヴとケア 第9号を拝読した感想!
N:ナラティヴとケア 第9号 ビジュアル・ナラティヴ──視覚イメージで語る | 遠見書房 (tomishobo.com)
ビジュアル・ナラティヴとは・・分かっているようで、分からない
ナラティヴ(もの語り)って何なんだろう?
「別にわからなくても、ただ素直にみてどう感じるかでもいいし、思わなくてもいいんじゃない?まぁ、全部ありなのかもね♪」
そんな風に、一人一人の大学教員が
有限の中での無限の可能性を謳ってくれている御本なのではないだろうか
解釈ではなく、ただ見つめることでどう気づき・感じ・想い・思考しながら言語化していくとはいったい何なのか、、
わからないことに無我夢中になっている私がここにいつまでも居る(笑)
はたまた、そこからの言語化はなくとも、ともに鑑賞している無言の空間ですら、感動の共有、ある意味共感に佇める気もしている・・
子どもであっても、しょうがいをお持ちの方でも、誰であっても共有しやすいし、表現しやすい技法でもあり、表紙の絵は「まさにそれと」いったところ
御本の厚さもちょうどよく読みやすいページ数である
まずこの御本の最初に書かれている
「ビジュアル・ナラティヴとは何か(やまだようこ先生)」をことばも調べながら、じっくり読むのも、それこそ見応えが溢れるだろう
私はその見応えを実感したタイプである(笑)
今後は、、下記の5点を踏まえ、つづきを書いていただきたい!!
① ここではあくまで平面(2D)のものがベースで扱われているようだが、
立体(3D)のビジュアルでみたものを扱ってくれるとなお、うれしい
② 絵本の取り扱いもお願いしたい
③ マンガやアニメ・映画が読めないお子さんが増えている印象があるため、YouTube動画などや4コママンガでのビジュアル・ナラティヴの御研究もしていただきたい
というのも、今の学校の教科書やワークは昔と違って、「まるでマンガのように」カラフルで登場人物も多く、語りのフォントやふきだしも多いため、こちらの御研究が学校教育にも関わると考えているためである
④ 不登校のお子さんであっても、お化粧などをすると気分が上がり、外出することも増えると聞いたこともあるし、実際に不登校体験をした私もそうであったため、そこからの御研究も望んでいる
⑤いろいろな宗教画を鑑賞する、俳句や短歌などの鑑賞も「書きことばのビジュアル・ナラティヴ」としても扱えるのではないだろうか
まだまだひろがる可能性を秘めた、素敵な御本の延長せんを強く期待している
ケアのひろがりのためにも☆