眠れないほど面白い紫式部日記
ひらがな繋がりで大河ドラマを見始めたおかげですっかり平安時代モード。枕草子にまつわる本を色々読み、下準備もできたところで源氏物語に手を出すも「須磨がえり」どころか「桐壺がえり」で全然攻略できてない。馴染みのないジャンルの場合、いきなり本丸だと返り討ちに会うのは目に見えているので、入りやすいところから門を叩くようにしているのにも関わらず。
この本は紫式部が書いた物語の方ではなく、宮中で詮子様の女房視点で日々の記録を描いた日記の方。堅苦しくなく、案内役は和泉式部が行うという建て付けで書かれている。
ドラマの中でも、これを書いてくれと道長に依頼されていたので、なんとなくどの時期から書いているかはわかっていたが、それを入れても、「あ、これあのシーン!」という所が、たっぷり。史実は史実、ドラマはドラマだが時代背景や、人物関係、文化、政治体制など全てとは言わないまでもバックボーンを色々知っていたら、ドラマがもっと楽しめたのにと思う本。古文や文法にこだわらず、薄く広く色々と4コマ漫画まで入れて説明されているので、興味を引く所がたくさんあった。
ずっと事前知識なしで見て、十二単は本当に綺麗だけど本当に重そう、ぐらいの感想しかなかったが、もう一度初回から見たら違った感想が持てそう。残り数回なのは名残惜しいがぜひ総集編を、オーディオコメンタリーとかつけてやって欲しい・・・・
いいなと思ったら応援しよう!
街歩きがさらに楽しくなるものがあるといいな