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ジャパネスク・リスペクト!

平安時代を意識知るのはいつだろう。歴史の授業や物語「源氏物語」なのかもしれないけれど、面白さを知るにはハードルが高い。もう少し身近となると漫画「あさきゆめみし」の人も多いのではないだろうか。ただ、ベースが源氏物語なので絵のタッチはシャープな感じ。こちらは実は履修してない。故に、源氏物語自体もなんとなく「こんな感じ」程度にしか認識がない。が、お話として読んだのが氷室冴子先生の「なんて素敵にジャパネスク」

こちらも平安時代の貴族の娘を主人公に帝まで登場しての物語。これを読んだ頃は映像も少なく、衣装や建物の作りを文字から想像するしかなかった。のちにコミカライズされた時、あ、建物は柱が立っているけど、衝立で仕切ってあるだけなんだ、とか想像していたものの本当にそうなんだ。と感心したり。1000年前の現実だけれど他の漫画と同じように現実味は少なかった。

あれから数十年、そう文字と漫画だけだった世界が、なんとフルカラー(言い方)なんなら4Kで毎週見ることができることになるとは。平安時代のおしゃれとして、「季節に合わせ重ねをした衣を着ていた」などと、辞書にはあるが、それを再現したものが見られる。今風の色ではなく、大和色で表現されるその重ねの美しさに加え、それを着る故に所作が現代とは異なるなど文字や絵では想像できなかったことを見ることができる。素晴らしい。


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らんさぶ
街歩きがさらに楽しくなるものがあるといいな

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