部下が労基署行きました~私が前職を退職するキッカケになったこと~
こんにちは。
会社員つつおです。
もう7月に入って半分が終わった。
「去年の今頃何してたっけなぁ~」と考えていたら、思い出した事があったので書いてみた。
去年の7月。
私が前職を退職するきっかけとなった出来事があった。
支店のメンバーが1人退職を申し出てきた。
入社して1年も経ってない社員だったが、支店の中では最年少で「最近の若者」という感じの子だった。皆が残業している中でも「映画観に行くんで」と気持ちよい位スパッと帰る子だった。以下A子さんとしよう。
そんなA子さんから退職の申し出があった。
明らかに楽しめてなさそうだったので薄々勘づいていたし、短期離職も珍しくない会社だったので、退職の申し出があった時には「そりゃ仕方ないね」と引き留める気もそんなに無かった。
そんなA子さんからの願いはただ一つ。
「残った有休をすべて消化したい」
えっ、そんなの普通でしょ?退職時に有給消化できない会社なんてあるの?
と思われた方。
あるんです、有給消化できない会社(笑)
詳しい理由はよくわからないが、「最後にまとめて消化なんぞ、けしからん!」という伝統があった。
とはいえ、仲間の最後の願い位叶えてやろうじゃないか!
おい、人事。出てこいやぁあぁぁぁぁ!という事で退職の申し出があった事と、有給消化の希望があることを私もスパッと伝えてみた。
「使わせない。上手く言っといて」
撃沈。。
こういう時、中間管理職というのはキツイ。
「いやぁ、急な申し出でもあったし、その後任者への引継ぎとか考えると、全部消化するのは難しいかなぁ~」と訳の分からない言い訳を伝えるしかないのだが、当然A子さんは納得しない。
しかも俺が取得を拒んでいるように捉えられてしまう。
「いやぁ、時代遅れの人事部長がごちゃごちゃ言っててさぁ・・」と本音を言いたいところだが、私も立場上、それなりに振舞わないといけなかった。
結局A子さんは労基署に相談へ行った。
労基署⇒人事部に連絡が入ったらしいが
「逆に引継ぎ不足で損失が出たら訴えても良いですか?(真顔)」
みたいな事をサラッと言ったらしく、それが労基署経由でA子さんに伝わる。もう会社への不信感MAX状態になってしまった。
結局、全消化とはいかなかったが9割くらいの消化を行えるように取り計らってA子さんは退職した。
最後の最後に嫌な思いをさせたことをA子さんに詫びると「いや、つつおさんのせいではないと分かっているんで!」と言ってくれて救われた。
ただ同時に、私が大切にしてきたものを、何にも分かっていない人事部長にブチ壊されるのが許せなかった。
しかも理不尽な事を自分で言うのではなく人に言わせる、というのが本当に嫌だった。
この頃から「退職」という二文字が頭に浮かぶようになった。
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