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「競馬」と息子③ 〜北海道へ 前編


9月、北海道の牧場巡りをしてきた。

ゲーム(ウィニングポスト)から競馬にハマり、競馬場に入り浸り、レースやセールの中継を視聴し、種牡馬事典を読み、競馬に関する知識で 息子の頭の中はパンパンなのだ。

そこにやってきた、不定期で発動する「貯まったマイルでの夫企画旅行」。行き先は、私に何の相談もなく北海道に決定していた。


新千歳空港から、レンタカーで回る2日間。

自然好きな私としては、広大な緑を横目に ただただ真っ直ぐな道を走るだけで満たされていた。


1日目、まずは 優駿記念館 (新冠町)へ。

岐阜県出身の私は、笠松競馬場出身というだけで オグリキャップが大好きだ。


オグリキャップを詳しく知ろうとWikipediaを開くが、全て読むだけでも相当な時間かかかる。
それ程に濃い人生 いや馬生だった。

関わる人のあらゆる思いが伝わり、感動もすれば複雑な気持ちにもなる。

オグリキャップが幸せだったかどうかは、オグリキャップにしか分からない。

銅像やお墓
多数の品々
自分へのお土産(厳選した4枚のポストカード)


優駿記念館から また車を走らせ、競走馬のふるさと案内所 (ひだか町静内) へ。

空港に着いてからしばらくは 小雨がぱらつく曇天だったが、ようやく青空が見えてきた。

牧場見学も楽しみたが、広い青空の下 広大な数々の牧場で 遠目にただ馬を眺めるだけで「私 生きてる」「生きていて良かった」と思うのだった。

案内所された通りに、2つの牧場を巡った。

普段家でゲームに勤しむ息子だが、率先して牧場内を歩き回っていた。

秋の気候とはいえ、飲み物を欲する。
私の歩数計は、久しぶりに5000をとうに越えている。

気持ちがいい。

息子、厩舎へまっしぐら
かわいい
かわいい
ご飯の器が決まっているらしい、かわいい
住みたい
ここに住みたい


敷地が広いから、職員らしきお兄さんたちは自転車で移動していて なんだか羨ましかった。
そんなお兄さん、明らかに「馬と会話ができている」という場面があって なんだかグッときた。


種牡馬の管理業務全般の求人が貼ってあった。
「住み込み可、59歳まで、学歴不問」

働こうかな〜 なんて呟いてみたら、

息子には「お母さん朝起きれないからムリだよ!」と言われ、夫には「今はいいけど冬は雪積もるよ…」と言われた。

そ、そうね。

想像しただけで満足した。でも、私が北海道に住んでいる未来はあるかもしれない。わりとあるような気がしている。


ちなみに、息子が会いたかったパンサラッサは、海外に出張中だった。


「競馬と息子」というより「牧場と私」な記事になっているのはあしからず…

後編も書くのであしからず…



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