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【読書メモ】『ヒゲのウヰスキー誕生す』(著:川又一英)
ここ最近、アルコールは休み前に多少嗜むほどで、飲んでも缶ビール1本の他に、日本酒やラム酒辺りを多少ひっかけるくらいです。量が過ぎると寝てしまうってのもあるのですが、加齢に反比例して許容量が減っていってしまっているのは、まぁ、健康と言えば健康なのかもしれません、、せっかくの休み前、読書とか模活あたりもしたいですしね。
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ビール以外だと、日本酒やラム酒、泡盛辺りが主体で、たまにウィスキー、梅酒を手に取るくらいなのですが、今日は久々にこちらを手に取ってみました(ワインは相性が悪いのか二日酔いしやすいのであまり食指は動きません、シャトレーゼのワインとかチャレンジしてみたいのですが)。
で、ちょうど今年(2024年)に余市蒸留所が90周年を迎えるとのニッカウヰスキーの定番「ブラックニッカ クリア」を久々に(少量瓶にて)。少し前に本棚を整理がてら『ヒゲのウヰスキー誕生す』の背表紙を見ていたからかもしれません。
朝ドラ「マッサン」のモデルともなった竹鶴夫妻の生涯を追いかけたノンフィクションで、「日本で本物のウイスキーを造る」、その想いだけでスコットランドに渡った、竹鶴氏が主役の一冊です。
時代は大正、慣れない異国の地で、試行錯誤を重ねつつ、一つ一つ、ウイスキーの真髄を紐といていきます。帰国してからも、決して順風満帆なわけではなく、周囲の無理解や資金繰り、立地など、様々な困難にぶつかります。
一人前のウイスキー原酒に成長するまで、辛抱強くいとおしんでやること。
それでも決してあきらめることなく、プリンシプルも見失わずに、その夢は寿屋(現・サントリー)と、ニッカにて結実していきます。「酒」とはこんなにも慈しんで造るものなのか、なんて『風のマジム』とも被るよなぁ、なんて思い出しながら、興味深く、一気に読んでしまったのを覚えています。
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というわけで、久々なのでハイボールからはじめて、まったりと堪能させていただこうと思います。