【読書メモ】『麒麟の翼』(著:東野圭吾)
己の過ちと向き合えない人の典型だなぁ、結果、嘘に嘘を重ねていって破綻していく、ややもすると、某カミツキガメさんより酷いかもしれない、、間違っても公の場に出してはいけないヤカラでしょう(安芸高田市さんには申し訳ないけど)、なんて感じながら思い出したのが『麒麟の翼』という一冊。
こちら、映画を見てから手に取った覚えがあります。若干のアレンジは加えられているものの丁寧に映像化されていたなと、、以降、加賀さんは阿部さんでしか再生されなくなりました。あと、ガッキーはいつの時代もただただ可愛い。
さて、物語は日本橋(東京)での行きずりの殺人から始まります。犯人と目された人物は事故で意識不明。そのまま収束をはかりたい警察上層部の意向を気にもせず、加賀の粘り強い捜査は、一枚、また一枚と真相を剝いでいきます。
題名でもある“麒麟の翼”に込められた想いは、なんて。
過ちと向き合えずに逃げ続けた結果、ややもすると同等以上の過ちを重ねてしまい取り返しのつかない状況になってしまったのでしょうか。
いのちに対する様々な答えを喚起させるラストが印象的で、教え育むことの責任の重さをあらためて実感です。小説は時代を映す鏡とは、よく言ったものだなぁ、なんて感じたのを思い出しました。
なんて、東京での居住実績があってもせいぜい半年程度であろう、とある候補者さんには到底理解できないかもしれませんが、、こちらの言葉もおくっておこう。
なお「恫喝でっち上げ事件」の経緯はこんな感じだそうで、、わかりやすくまとまってます。地裁、高裁と同じ判決が出ているようですね、最高裁への上告はしてるのかな、どうなるんだろ。
前回(2020年)の都知事選も宇都宮○子やらどこぞの極右団体やらが出しゃばってきてましたが、今回はそれに輪をかけて酷いですね。石原さんの後継者を見出さなかった我々都民が悪いと言われればそれまでなのですが、、とほほ。
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