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【読書メモ】『図南の翼(十二国記:EP6)』(著:小野不由美)
「十二国記」がミュージカルになります!
「ミュージカル『十二国記 ‐月の影 影の海‐』」のタイトルで、今年12月、東京・日生劇場で上演されます。
(「十二国記 麒麟便り」2025年2月12日)
少し前、十二国記がミュージカルになるとの事でファンの皆様の色めき立ちようが凄いなぁ、と思いながらも、個人的には変化とかどうするのだろうとか愚にもつかぬことを考えながら、何故か思い出したのが『図南の翼』との一冊。
こちら、一言でいえば「覚悟」を問いかける物語、だと思います。形式はロードムービー、個人的には大好物です、久々に引っ張り出そうかな。
「私はやった」と言うからには、「実践」せねばとの気概と、その上で「王」として「人の理」を飛び越えていく覚悟までをも意識して、痺れます。
過程を知らず結果しか見ないのは本質をみないということ、これは現実世界でも通じる話ではないでしょうか。これもまた「成長の物語」なんだろうと、そうも思いながら。
そういや「更夜」が終盤にとある肩書で出てきたのも印象的でした、、今の時代、「覚悟」を持った指導者はどの程度おられるのでしょうか、なんて風にも感じながら。