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【読書メモ】『「勝つ」ための思考法~続・勝負師の極意~』(著:武豊)
仏G1凱旋門賞(10月6日、パリロンシャン)にアイルランドのG1馬アルリファー(牡4=J・オブライエン)で挑む武豊(55)は来週、愛国へ渡って感触を確かめることが決まった。
(「Sponichi Annex」2024年9月19日)
今年も凱旋門賞が近づいてきました、この時期のフランスは天候も馬場も重くなることが多く、もしかするとダート適性もある馬がいいのではな、なんて風に思いながらも、先日のシンエンペラーのアイリッシュチャンピオンSでの好走ぶりを見ると、そろそろ、との期待もしています。
個人的には、騎手としては武さんにやはり日本で最初に凱旋門を勝利してほしいなぁ、、とか考えながら思い出したのが『「勝つ」ための思考法~続・勝負師の極意~』との一冊。
技術だけがうまくなっても、いい馬乗りにはなれない。みんなから信頼される騎手。だれからも愛される騎手になりなさい
「誰からも信頼され、愛される騎手になりなさい」とは、武さんが若い頃にやらかした時に師匠(故・武田作十郎調教師)にこっぴどく叱られた際のお言葉との事で、これは仕事全般にも通じる考え方ではないでしょうか、信頼関係の醸成は大事です、それが一朝一夕ではなされないことも含めて。
100人いたら、100人の意見が違うのは当たり前
馬の個性を活かすのが騎手の大事な仕事
「agree to disagree」は普遍的価値観を共有できる界隈での仕事であれば、ごくごく普通の感性と思いますが、、さまざまな価値観をアレンジして、組織としての目標に向かっていくとの点からも。「多様性を叫ぶ人ほど、異なる意見の”存在すら”を認めない」よなぁ、なんて、小林先生のこちらのポストを思い出しながら。
最近、様々なメディアに出演させて頂いて感じること。多様性を主張されているにも関わらず、異なる考え方については排他的であるという自己矛盾。
— 小林鷹之 (@kobahawk) September 19, 2024
互いの考え方を尊重しつつ、包摂的でありたいものです。
だれにでも、はじめてはあります。はじめてなんだから、失敗するのは当たり前です。
大切なのは、失敗を次にどう活かすのかです。
ひとつも無駄なことはありません
日本馬の凱旋門賞初挑戦はスピードシンボリ(1969年)、その後の20世紀はメジロムサシ(1972年)、シリウスシンボリ(1986年)、エルコンドルパサー(1999年)などが、2000年代に入ってからは、マンハッタンカフェ(2002年)、タップダンスシチー(2004年)、ディープインパクト(2006年)、ナカヤマフェスタ(2010、2011年)、オルフェーヴル(2012、2013年)、キズナ(2013年)、ゴールドシップ(2014年)、ジャスタウェイ(2014年)、マカヒキ(2016年)、サトノダイヤモンド(2017年)、キセキ(2019年)、クロノジェネシス(2021年)、タイトルホルダー(2022年)、ドウデュース(2022年)、スルーセブンシーズ(2023年)など他にも多数、毎年のように挑戦しています。
今のところの最高位は2着(エルコンドルパサー、ナカヤマフェスタ、オルフェーヴル)と、もう一歩のところまでは来ていますが、なかなか難しいですね。毎年、期待とともにこの時期は楽しみにしているレースでもあります。
なんて思っていたら、今日追加されたウマ娘のメインシナリオで「フサイチパンドラ」が唐突に、あとメジロムサシっぽい匂わせも、、まぁ、こちらはなかなか難しいとも思いますが、スピードシンボリも名前どまりですしね、そういえば。
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サンタアニタも追加されたことですし、どこかでアメリカ競馬挑戦シナリオが出てきますかねぇ、BC的な感じで。
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個人的にはフサイチ冠というとやはり、フサイチコンコルドを思い出してしまいます。新しい冠が増えていくのは嬉しいですねと、馬主さんへの感謝と共に、音速の末脚、期待したいですねぇ(当時の推しはダンスインザダークでしたが)。