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鏡に映る姿にゲッとなりたくない

この記事のタイトルは、
高山都さんの著書【美食姿|4】24ページに書かれたタイトルです。

この本を執筆された当時の都さんは、おひとり暮らしで、家で作業をすることが多く、誰とも接しない日もあったそう。

ひとり暮らしで、仕事がない日は家にこもる今の自分と重なりました。

最近の私は『今日は家にこもるぞ』と決めたら、どすっぴん、髪はボサボサのまま束ねるだけ。そして不意に鏡に映った自分の姿を見て『ゲッ』となっていました。まじまじと頬に出来たシミを見ては、ため息をつく日々。

本棚に並べられた沢山の本の中から、ふと手に取ったこの本に『丁寧に生きるヒント』が隠されていたのです。

ひとりで自宅にいるときでも、最低限のヘアメイクをすること。小さなことでも意識をすることで、自分のモチベーションが上がりました。(21頁)

ボサボサな髪とすっぴんでいるよりも、ちょっとばかりテンションが上がる1日を過ごしたい。鏡で自分の姿を見るたび「ゲッ」とならないよう、私は、最低限の身だしなみを整えるようにしています(24頁)

高山 都の美食姿|4
わたしが「作って」「食べる」理由。



【美食姿4】は、料理好きである高山都さんの日々のレシピが書かれた本で、レシピを見ようと手に取りましたが、今の私にはレシピとは関係のないこの言葉が響きました。


たしかに、家にいるからといって、全力でリラックスモードでいる必要はないのです。

むしろすっぴんで過ごすと『ちょっとスーパーまで買い出しに行きたいな』という時や、突然の宅配便。友人からの『今なにしてるー?』のお誘いに気軽に応えられない。

また、家事をこなしたり、珈琲を淹れて飲むというひとり時間も、ボサボサの誰にも見せられない姿よりも身なりを整えた方が、心が晴れて気分良く過ごせることに気がついたのです。

家の中にいる時でも、目の下のクマや、頬のシミの上にうっすらコンシーラーをのせて、眉毛を描き、まつ毛を上げてマスカラを塗っておくだけで、鏡の中の自分に幻滅せず1日を過ごせます。

誰にも会わなくても、身なりを整えると生活にメリハリをつける事が出来るんだなと実感しました。

今は、リラックスモード全開(リラコに無印のノースリーブ)の外に出られないような部屋着しか持っていないけれど、近い将来、そのままご近所に出かけられるような素敵な部屋着で過ごしたいと考えています。

私は抵抗があるけれど、ストレスなくアクセサリーをつけられる方であれば、アクセサリーをつけるだけでも気分が上がりそうですね。

誰かに見せるためではなく、生活にメリハリをつけるために身なりを整える。とても大事な事だと感じました。

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