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#東映特撮
希望も絶望も、受け入れて生きてゆく。『仮面ライダーウィザード』
先日から『仮面ライダー鎧武』『烈車戦隊トッキュウジャー』を続けざまに観たことで、10年前のことをぼんやり考えることがある。あの頃はまだ学生として無限にも思えるモラトリアムを過ごしていたが、今や社会人として、ある程度の責任を課せられる立場になってしまった。
これを喜ぶべきか悲しむべきか、その受け取り方は日によって反復横跳びを繰り返している。でも結局のところ時は戻せないのだから、成人として見なさ
役割を選ぶ正義、役割に縛られる闇。『烈車戦隊トッキュウジャー』10年越しの帰郷。
先日、『遊☆戯☆王』周りを全部終えたので、次は短めの作品でも観るか、ということで、『烈車戦隊トッキュウジャー』を再び1話から観てみた。
そう、恐ろしいことに、この身体はすでに47話程度では「短い」としか感じないようになってしまっている。
※以下、『烈車戦隊トッキュウジャー』のネタバレを含む。
なぜ今さらトッキュウジャーなのかといえば、中盤に明かされるギミックを知った上で最初から再走すれ
感想&完走!鎧武マラソン『グリドンVSブラーボ』『ジオウ11・12話』
なんとか年明けまでに完走することができた鎧武マラソン。最後の作品がグリドンとブラーボになるとは、思いませんでした。
いわゆるTTFCオリジナルコンテンツに触れるの実は初めてなんですが、1話2話併せて20分強のボリュームで、まぁこんなもんか、みたいなのが正直。尺がないから奥深い話も出来ないし、「黒幕をおびき出すために凰蓮に城之内を襲わせる」とか、TVシリーズ本編中ならまだしも、舞台『斬月』まで
感想『Vシネマ 仮面ライダー鎧武 鎧武外伝』
鎧武を全部やる、と誰に頼まれたわけでもない自分だけのマラソン。今回は冬映画『MOVIE大戦フルスロットル』以降に発売された2本のVシネマを観たので、軽い感想を流していきたい。
仮面ライダー斬月 本編終了後のVシネマ展開も当たり前となって久しいが、『鎧武外伝』は実は『仮面ライダーW RETURNS』以来、実に4年ぶりの企画。それゆえに発表当時こそ驚いたし、斬月とバロンの2篇合わせて60分、という
10年ぶりの『仮面ライダー鎧武』Reステージ(4):キミはこの力、どう使う?
とあるきっかけから10年ぶりに追いかけることになった『仮面ライダー鎧武』、その1話を再生したのが一週間前の金曜日ということは、この短い期間でTVシリーズ全50話を走破したことになる。その他のコンテンツを差し置いて優先順位トップに躍り出たフルーツ鎧武者の物語は、それほどまでの求心力を持っていた、ということなのだろう。今回は、37話から最終回まで。
本題に入る前に、全部やる、といった以上外せない
10年ぶりの『仮面ライダー鎧武』Reステージ(3):欲望と裏切り渦巻くこの世界で。
寝ても覚めても『鎧武』、労働中もずっと頭の中では「E-X-A (Exciting×Attitude)」が流れている。我ながら、とてつもないハマリ方をしてしまった。世は令和なのに、頭の中はまだ平成、どんなミラクルも起き放題 ユニバース・フェスティバル (Party P.A.R.T.Y)♪である。
果実でパーティと言えば、フルーツバスケット。今回どこを区切りとするか迷ったけれど、24話から36話
10年ぶりの『仮面ライダー鎧武』Reステージ(2):大人と大義に一撃を。
10年ぶりに『鎧武』熱が再燃。今回は15話から23話まで、お話の軸がオーバーロードに以降する前のカチドキ初登場回までを2クールとして、やっていきたい。
と、本題に入る前に、ひとまず『仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦』も併せて再見。この映画、前半パートの『ウィザード』完結編が好きすぎて、実は鎧武パート以降を本腰入れて観たことが、実はあんまりない。な
10年ぶりの『仮面ライダー鎧武』Reステージ(1):子どもと責任
『仮面ライダー鎧武』を観ている。今年が10周年の記念すべき年であり、とあるリクエストを頂戴したことも相まって、金曜の夜、焼酎片手にまずは1話を観る。続いて、2話、3話。気づけば土曜の夜に14話までを修め、2日間で1クール+αも観てしまった。面白い。面白すぎないか?鎧武って。
もしかすると、放送当時よりも、ハマっているかもしれない。もちろん、後の展開を知っているし、制作時の裏話やキャスト・スタ
【映画とか】『仮面ライダー555』の広がる宇宙【小説とか】
『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』を全力で楽しむための『555』行脚、まるでベルトの数にちなんだが如く3本のnoteを残して完結したわけだけれど、平成ライダーには映画やスピンオフのような「枝葉」があるのがお約束だ。なので、4本目のnoteはTVシリーズ以外の『555』の感想を書いておいて、来年の自分への投資としておこう。
劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト 今
絶対的な正義なき時代の、夢の守り人。その長い旅の果て。『仮面ライダー555』
『仮面ライダー555』全50話を完走した。異なる種族が、お互いの理想や夢に共感し手を取り合うかと思いきや、悲しいすれ違いや理不尽な横槍によって決裂する。あるいは、人間対人間、オルフェノク対オルフェノクにおいても争いが絶えず、よりパーソナルな思想の対立へと変遷していく物語は、話数を経るにつれよりパーソナルに、よりミクロに収束していき、ドロドロとした人間臭さ(愚かさ、とも呼べる)を煮詰めた群像劇に仕
もっとみるすれ違いと勢いが交差する濃密なドラマ。『仮面ライダー555』中盤戦
来年の『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』に備えての再履修、ここにきてギアが上がってきた。面白い、面白すぎるぜファイズ。
前回がおよそ1クールにあたる13話近辺までの簡単な感想だったので、今回は14話から30話まで。草加雅人=仮面ライダーカイザが物語に介入することで「流星塾」「同窓会」といったキーワードが散りばめられ、同時に草加雅人という強烈なキャラクターに、目が離せなく
リゲインドの前にリプレイ。『仮面ライダー555』序盤戦
心の中では薄々覚悟はしていたが、やはり来たか、という想いが去来する。令和5年5月5日、『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』の制作が発表され、2024年に劇場公開&ソフト発売がアナウンスされた。TVシリーズ最終話の20年後を描く正統な続編にオリジナルキャストが集結という、本来ならば手を叩いて喜ぶべき発表にどこか冷静であろうと意識を働かせているのは、自分の心を守ろうと過剰な反応を
もっとみる『シン・仮面ライダー』二回目の鑑賞と、前回のテキストに関する訂正とお詫び。
またしても観てしまった、『シン・仮面ライダー』を。まだ二回しか鑑賞していないが、あと2~3回はおかわりしたいと考えている。脳内では激しく賛否が分かれつつ、他の作品群にはあまり抱かない種の中毒性に狂わされてしまうのも、『シン』シリーズの恒例行事となってしまっている。一番回数の少ない『シン・ウルトラマン』とて、4回は劇場に足を運んでいるのだ。
二度目の鑑賞を経て、自分の記事を読み返してみる。最速