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【朝礼】6/10 うちは特殊なお店です

おはようございます。
小売王_マグロ大使です。

月曜日です。今週の朝礼を始めます。
**********

雨の日や雨予報も時々見られますが、
梅雨入りはまだのようですね。

先週、
よく確認してみると
違う答えが出るという話をしましたね。
勘違いや思い込みなどです。

今週ももう少しお話ししましょう。

「奥の方の売り場は売れない」
「入口付近やレジ前が一番売れる」
といったことに対し

「年配客が多いから奥の方まで歩いてくれない」
「うちの店は年配客が多い特殊な店なんだ」
といった理由を上げる方がいます。

論理性がありそうに聞こえますが、
それって本当でしょうか。

「入口付近とレジ前が一番売れる」はまあ正解でしょう。
言うまでもなく当たり前のことです。

しかしそれは「年配客が多いから」ではなく、
「奥の方まで歩いてくれない」も違います。

入り口付近やレジ前が売れるのは立地の問題です。
ほとんどの買い物客がそこを通るからです。
単純に客数が多いから売れているんです。

それに対して奥の方の売り場は、
必ずしも全員が通る売り場ではありません。
客数が少なくなるから、
売れ数もそれに応じたものになります。

それを「売れない売り場だ」と勘違いして
売れ筋を入り口に移し、
残った商品の陳列も手を抜くと
更に売れなくなります。

そして、入口やレジ周りに
セール品や売れ筋をを集めたことで、
来店客はお店に入ってすぐに

多くのお客の中で
これもお得だ、あれも買わないと、と
息をつく間もなく買い物を迫られます。

そして一呼吸おいて考えると、
一通りの物は買ったし、セール品もかごに入れた。
そうだシャンプー買わなくちゃ。と
買い忘れのチェックだけして
早々にレジに向かうことになります。

あっという間に本物の
「奥まで歩いてくれないお店」が
出来上がります。

奥の売り場はそこに何を品揃えしようと
お客様の目に触れることはないのだから
単なる倉庫のようになっていきます。

それはお店がそういう扱いをしているからです。

結果、入口に少しお買い得品があるだけの
「品揃えの悪い店」という評価を下され、
セール品だけを買いに来る店になります。

日本は超高齢社会です。
年配の方が多いお店は、本当に「特殊な店」でしょうか。
数字に合う理由を頭の中で探しているだけではありませんか?

これって本当かな、思い込みじゃないかな、
とよく考えて、調べてみると
全然違う答えが出ることがあります。

お客様と我々が、考えていることや
趣味、嗜好は違います。

それが多様性です。
全く新しい価値観や嗜好性が生まれていることも
もちろんありますが、

それぞれで異なる価値観や考え方、
趣味や嗜好性を持っていることを
予断無く認めることであって
変わり種の商品や売り場を
正当化するための言葉ではありません。

多様性という言葉を便利に使って、
目先を変えただけの商品を並べたり、
根拠のない思い付きの売り場を作ってはいけません。

「ご年配」や「超高齢社会」、
「デフレ」や「インフレ」などと
いった言葉もそうですね。

自分の考えや予測に合わせるために
持ってくる言葉ではありません。

今日もご年配のお客様も多くいらっしゃいます。
私たちのイメージ以上に元気な70代も
大勢いらっしゃいます。

さあ、開店しましょう。

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