【朝礼】8/12 それはお客様のものです
おはようございます。
小売王_マグロ大使です。
月曜日の朝礼を始めます。
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連日、お客様が多いですね。
お店としては非常にうれしいことですが、
現場ではやはり様々に仕事が増えます。
レジや商品補充など小売りのメインの部分の仕事も増えますが、
売場案内などのお客様対応も増えます。
中には道案内などもありますね。
いつもと違う買い物をしたり、
時間に余裕が無かったり、
いつもと違うお客様が来店されたりするからですね。
それから
夏休み、盆休みは落とし物、忘れ物が増えます。
これも、いつもと違う行動をしていることが1つの要因です。
毎日、うちで買い物してくれている常連さんが、孫と一緒に買い物に来て、いつもと違う荷物を持って店内をうろうろしているうちに、いつもはしないような忘れ物をしていきます。
それからいつもと違う格好やいつもと違うバッグで、その中での財布やスマホ、車のキーの配置がいつもと違って、ちょっと台の上にだしてそのまま忘れてしまったり、トイレに置き忘れたりということもあります。
これらの忘れ物はいつも以上に引き取り率が低くなります。旅先であちこちうろうろしているので、どこで失くしたのかもわからなかったり、失くしたことに気付いていないケースもあります。
お店としてはルール通りの手続きで適切に処理をします。
ここで拾い主の感覚で「こんなもの届けなくてもいいだろう」と
判断してはいけません。落とし物は落とし主の物ですから。
それから、「落とした人が悪い」、「こっちは親切で」という方がいますが、それは違います。落とした失くしたことに多少の非はあるかもしれませんが、それは拾った人が責める問題ではありません。
拾った後の対応に関して言えば、拾ったものを届けるのは「親切」ではなく「義務」です。拾ったものは7日以内に落とし主か警察に引き渡す、ということは法で定められた「義務」です。
以前お話ししたように拾得者には3つの権利があるのも届けることが「義務」であることに由来しています。
自分の物でないものを、自分の価値観で判断してはいけません。
落とし物と別の話をしますと、犯罪の被害品、証拠品として押収された物などは捜査終了後は所有者に返却されます。
夜間に泥棒が入って金庫ごと盗まれた場合、犯人が逮捕され一通りの捜査、裁判が終わったら壊された金庫が返ってきます。「要らないので処分して下さい」と言いますけどね。
この対応も同じで「こんなの要らないだろう」と勝手に処分されることはありません。法に則って所有者の意思を確認して処理されます。
皆さんも届けるかどうかを、自分で判断しないでくださいね。
忘れ物、落とし物を見つけたらしっかりとメモをつけて、カウンターへ届けてください。持って行って「落ちてました」じゃ駄目ですよ。
忘れ物に限った話ではありませんが、
何かを託す時には必ず
日付、氏名、内容のメモをつけることを習慣にしてください。
受け取った人、渡された人が
メモをとっている姿を時々見ます。
渡す人、託す人が書いてくださいね。
相手の手間を増やさないこと
自分が伝えるべきことを明確にすること、人任せにしないこと
いずれも店員さんには欠かせない行動習慣です。
こちらで勝手に判断してはいけないものは他にもあります。
「レシート」です。これは多くのお店、店員さんが
勘違いをしてしまっています。
「レシートは必ず渡す」というのが原則です。
多くのお客様が要らないと言っても
そのお客様がいるかどうかは別問題です。
レシートはお店からのサービスなどではなく、お客様の物です。
商品を渡し、現金などで支払いを受けたことを示すものです。
「要りますか?」「ご利用ですか?」というのはおかしな話です。
渡すつもりがないのは論外ですが、
面倒だから聞かない、聞かれた時だけ渡すのも駄目です。
お釣りと一緒にお返ししてください。
お客様が要らないと言ったり、要らない身振り素振りを見せたのなら
すっと引き取ればいいだけです。
「お釣り要りますか?」なんて聞きませんよね?
レシートも元々お客様のものですから「要りますか」「ご利用ですか」とは聞きません。聞かれた時だけ渡すようなこともありません。
レシートはお客様の物です。
まだまだ連休前半、今日もお客様多いですよ。
開店準備を進めましょう!
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