朝は薄っすらと明るくなった明かりで目覚めることがある。

旧宅の頃は、顔の周りがマイナスの温度で、キリリとした寒さを感じて目覚めることもあった。

母が健在だった頃は、ほうれん草を湯がいている湯気の匂いや早朝からのラジオの音で起きることもあった。


朝はいろいろなスタートがある。



ガサゴソガサゴソ。
今朝はビニール袋に何かを詰めている音で目覚めた。

三女が家中のゴミを集めてくれている。


二階の奥にあるわたしの寝室に、階下で動く娘の音が聞こえる。
私は基本、寝室のドアは開けっ放しにしている。
日中はもちろん、寝ている時もそうである。


だから、家中の音が聞こえてくる。
壁時計を見るとまだ4時台。


ありがとう。

週に２回の燃やせるごみの日に、三女は自ら進んでゴミ出しをしてくれる。
家中のゴミを集めるのはもちろん、お風呂場・洗面台・キッチンの排水溝も掃除をしてくれる。
本当に頭が下がる思いだ。


いつもやってもらって、申し訳ないと思い、わたしもお風呂場の排水溝をたまに掃除をするが、絶対に三女の回数が多い。



ありがとう。

三女がごみを出してくれるという記事はこれまで何度も書いた。
「また？」と言われそうだが、でも、やはり思ったから書きたい。


感謝の気持ちは、何度でも書きたい。
だって、もしも、もしも「ありがとう」って言い損ねて
もしも、翌朝、わたしに新しい朝がやってこなかったら

「ありがとう」を伝えられなかった。
そんな後悔をするかもしれないから。


「ありがとう」は何度でも言う。

ありがとう。


わたしは大事な大事な３人の娘たちに支えられて生きている。
３人にありがとう。

娘たちを産ませてくれたあなた、ありがとう。

お父さん、お母さん、ありがとう。


ご先祖様、ありがとう。


「ありがとう」は宇宙的規模で広がる言葉。









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