にじさんじファンとJリーグサポーターのポジティブな交わりを書き留めておく
今日はJリーグ30周年の日。
その記念として昨日行われたのが浦和レッズvsガンバ大阪の試合だ。
Jリーグ開幕当初からいるオリジナル10同士の戦い。
しかも30年前の開幕戦と同じカード。
(この時は浦和レッズが負けた)
よし、30年前の借りを返してやろう。
これは気合が入る。
埼玉スタジアムにもガンバ大阪サポーターが多く集まっていた。ガンバサポーターは、応援の声も大きいし、熱量も高い。
なんとなくだけど、浦和レッズサポーターと通じるところがあったりもする。
浦和レッズは、応援やチームのスタイルも長年変わらない、サポーターの熱さを重視するストロングスタイル。
ゴール裏には、Jリーグ開幕の頃と現在のクラブのマークを並べたビジュアルサポート。
さすがのクオリティ。
浦和レッズのビジュアルサポートは、世界一とも言われている。
(この時は雨が降ってなくて本当に良かった。この45分後にスコールみたいな雨がやってくる)
試合は3-1で浦和レッズの逆転勝利!
30年前の開幕戦で負けた借りをガンバ大阪に返したカタチになった。
勝利の歌「We are DIAMONDS」を歌ってスタジアムを後にする。
これが、30年も変わらないスタイル。
この週末のJリーグの30周年試合は国立競技場や他の会場でも行われていた。
そこではタレントやアーティストが来場したり、花火やドローン演出などかなり賑やかな催し物があったらしい。
浦和レッズは、こういったイベントや演出はほとんどやらない。(試合前に会場外の広場でOBのトークショーがあるくらい)
クラブもサポーターもなるべく試合に、その応援に集中していくというスタイルを貫いている。
そんな浦和レッズであるが、実は、この試合でこんなコラボを行っていた。
浦和レッズというよりかは、Jリーグ全体で行なっているVTuber/バーチャルライバーグループ「にじさんじ」とのコラボ。
埼玉スタジアムの外にも、フォトブースが設置されるとのこと。
にじさんじ…
VTuber…
正直言ってほとんどわからない。
浦和レッズのサポーター内でも、同じような反応が多く、このコラボのことを知らない人がほとんど。
中にはコラボに対して否定的な意見も出ていたりも…
望んでもいないコラボをJリーグ側から押し付けられちゃったな。
そんな認識がなんとなく広がっていた。
ところが…
その認識が大きく変わることなった。
それは、試合の後にたくさん流れてきたこんなツイートがもたらしたものだった。
浦和レッズのコラボ相手だった、にじさんじの三枝 明那さんファン(オタク?)の方々が浦和レッズの試合をスタジアムに来て観戦してくれたらしいのだ。
しかも、その観戦に対してポジティブな感想をたくさん発信してくれていたのだ。
当日、スタジアムの外でコラボグッズを買ってフォト撮影だけして帰ることもできたはずなのに。
このファンのみなさんは、ちゃんとチケットを購入してサッカー観戦をしてくれて、しかもそれが面白かったとSNSで発信までしてくれていたのだ。
しかも、しっかりと試合やスタジアムのことを見てくれている。
浦和レッズやJリーグのサポーターって一般の方から見ると、怖かったり、排泄的なイメージがあるかもしれないけれど…
でも、実は初めて観戦に来る方にはとても優しかったりもする。
嬉しいことに、そういうところまでにじさんじファンの方は見てくれていたりも…
これに対して、浦和レッズのサポーター側の反応もまたポジティブだった。
「試合を見に来てくれてありがとう」
「否定的な意見を持っていてごめんなさい」
「また、ぜひスタジアムに来てください」
このように、にじさんじファンの感想を受け入れているものが多かったのだ。
浦和レッズとにじさんじ。
対象や、そのスタイルは違えど…
好きなものを応援するために、熱く、深く、行動を起こすところは一緒。
だから、理解できる部分があるのかもしれないな。
もしかしたら、分野も歴史も違うけれど、本質の部分が同じあれば、ファンは相入れることもできるのかもしれないな。
そんな可能性を考えることにもつながった。
ひとつの面しか見ていないので、このコラボが成功だったのか、そうでなかったのかはわからない。
ただ、このようなポジティブな交わりがあったことは書き留めておこう。
せっかくなので、三枝 明那さんファンがお勧めしていた動画を見てみようかな〜
★★★
このマガジンでは、今年もスポーツファンの熱量を高め、熱狂のスタジアムを作っていくことを書いています。
先週行われた、アジアチャンピオンズリーグ決勝戦のことも書いています。
よろしければ。
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