「魚むすび」「めしまる」「いがまんじゅう」 ディープすぎる埼玉おむすびの世界
明日から公開される映画「翔んで埼玉」の続編。
前作は、かなりユニークな内容で大ヒット。
続編のほうも、どれくらいユニークなのか楽しみである。
このおむすび1000日リポートの中でも、映画の続編公開に合わせるように、埼玉県のユニークなおむすびやおむすび屋さんトップ10を紹介してきた。
❶パチンコ屋の店内でなぜか本格おむすびを売っている北本のパチンコ屋さん
❷店全体がピンクのイラストに囲まれた見た目がポップ過ぎる川口前川のおむすび屋さん
❸時代を先取りしている！手作りおむすび屋さんなのに自動販売機が設置されている川口元郷のおむすび屋さん。
❹サービス旺盛で店員さんがとにかく親切すぎる。浦和の酵素専門店のおむすび
❺民家の中でやっていて、実家に帰ったみたいにくつろげる与野のおむすびカフェ
❻地方競馬の「浦和競馬場」の中で売られている名物天ぷらおむすび
❼おむすび集中地帯の大宮で異彩を放つ蕎麦屋のコスパ鰻おむすび
❽北与野のお米屋さんの奥はおむすびコーナーで、そこにある絶品ボリューム唐揚げおむすび
❾埼玉マダムのいちばん人気！？南浦和のフルーツパーラーで2200円もする謎の高級おむすび
➓埼玉県民のソウルフード！閉店してしまった南浦和の山田うどんだけで売られていた幻のおむすび
この中では、他の都道府県では絶対見ないような面白く、しかも美味しいおむすびたちを集めている。
でも、実は・・
あまりにもユニーク過ぎて、記事の中では紹介しきれなかったおむすびがあるのだ。
今回は、そのディープすぎる埼玉県のおむすびたちを紹介したいと思う。
それは、「魚むすび」「めしまる」「いがまんじゅう」の３つだ。
❶海苔の代わりにお刺身で包む！？海無し県の「魚むすび」（恵海水産・大宮市場）
そもそも、埼玉県には海がない。
そんな埼玉県になぜか、魚を使ったおむすびがあるという。
向かったのは、大宮にある食品の卸市場。
その中で、一般開放されている日にしか食べられないのが恵海水産の「魚むすび」というおむすび！？
実際は、お寿司とおむすびの中間みたいな感じだけど、そのボリュームと美味しさはピカイチ。
売り切れ必死の魚むすび。
おむすび好きにはぜひ一度食べてもらいたい。
早起きして、大宮総合食品卸売市場へ。
週に一度の一般開放デーということで、この時間から駐車場もすでに混んでいる。
まさか…
ライバルたちに、また先を越されてしまっているのか…
市場の中へ。
所狭しと通路の脇に新鮮な魚介類たちが発泡スチロールのケースに並べられている。
マグロの解体とか。巨大なタコの足とか、めちゃくちゃ気になるけど、止まらないようにどんどん進んでいく。
目指すは、「魚むすび」ただ一つ。
たしか、この辺りに売っているお店があったような…
以前来た時の記憶を必死に手繰り寄せる。
市場の中は、似たようなお店が並んでいて、どうやら迷子になってしまったみたい。
わからない。
入り口まで戻って、場内マップを見に行く。
やばい、かなりの時間ロスをしてしまった…
「魚むすび」はまだあるのか。
ぬぉー
発見！
3度目の正直！
間違いなく魚むすびだ！
とうとう出会えたぞ。
看板にはこう書かれている。
恵海水産の「魚むすび」
シャリをネタで巻く感じ！おむすび？
おむすび？って書かれている。
これ、おむすび認定でいいかな。
❷おむすび？餃子？コロッケ？宮代の謎おむすび「めしまる」（アンリン・宮代町）
埼玉県の一大レジャースポットであり、埼玉県の海と言われているスーパープールがあるのが東武動物公園。
この東武動物公園がある宮代町に、謎のおむすびがあった。
その名も「めしまる」
おむすびと書いたが、そのカタチはまんまコロッケ。
しかし中身はおむすびであって、味は餃子というこれまで見たことがないような味わい。
うーん。言葉ではうまく説明できない。
ぜひご自身の舌で味わって欲しい。
その一角に、お弁当やお惣菜を売っている場所がある。
その中に、ひときわ目立つ謎の商品が！
その商品のパッケージには、こういうシールが貼ってあった。
「餃子×ライス めしまる」
めしまる…初めて聞く名前だ。
ラベルも見ると宮代町のアンリンという餃子屋さんが製造しているらしい。
隙間から容器の中をのぞいてみる。
そこにあるのは、コロッケのような揚げものだけ。
餃子らしさも、ライスらしさもまったく見当たらない。
でも、名前はご飯を丸めた感じなんだよなあ。
冒頭に書いたけれど、スマホで検索しても全然情報が出てこない…
んっ〜、これは食べるしかない！
見た目は、まんまコロッケ。
別添えでケチャップとマヨネーズもついてきた。
これは、コロッケ？餃子？それともライスなのだろうか。
これによって味付け方法も変わってくる。
ケチャップをかけるのか、マヨネーズをかけるのか、もしかしたら醤油かもしれないし、ソースかもしれない。
そのままかじってみることに！
「サクッ、クニュッ」
食感が面白い。
これは初めて食べる味だが、めちゃくちゃうまいぞ。
この、めしまる。気になる中身はこうなっていた。
外側…フライ
その中…ケチャップごはん
その中…チーズ
中心…具沢山の本格的な餃子
わかりやすくいうと、おむすびをモチーフに、中心が中華料理、外側はイタリアン的な感じの食べ物になる。
しかし、うまいな。
ケチャップをつけたら、さらにうまい。
この味だったら、B級グルメとしても人気が出そう。
❸見た目はお赤飯おむすび。でも中身は甘～い、甘～い「いがまんじゅう」（県内各地）
毎度、毎度、これには騙されている。
見た目は、完全なお赤飯のおむすびでしかない。
だけど、一口かじるとビックリ！
中にはたっぷりあんこの詰まったお饅頭がでてくるのだ。
具がお饅頭のおむすびと言うとわかりやすいかもしれない。
これは、埼玉県に伝わる郷土食の「いがまんじゅう」
埼玉県の北部を中心に、県内各地の和菓子屋さんなどで見つけることができる。
その味わいは・・
不思議と美味しい。
お赤飯のしょっぱさが饅頭の甘さとちょうどいいバランスなのだ。
埼玉県に訪れた際には、ぜひ、一度食べて欲しい。
美味しそうなお赤飯のおむすび！
さいたま市のさかえ家さんという和菓子屋さんが作っているらしい。
和菓子屋さんということで、小豆がたっぷりで美味しそう。
やっぱりおむすびは、見た目が大事だよねー
いただきまーす！
えっ？
えっ！
中からおまんじゅうが…
断面を見ると、こしあんがたっぷり！
まさかの具がおまんじゅうのおむすびだ(笑)
この冗談のようなお赤飯おむすび。
実は、「いが饅頭」という、超レアな埼玉のご当地お菓子。
そういえば、過去にも羽生で見つけたアレ！
ということで、今回も見た目が赤飯おむすびなので、ギリセーフ(笑)
見た目が9割赤飯おむすびでも、中身はおまんじゅうということもある。
・・・・・・・・・・
「魚むすび」「めしまる」「いがまんじゅう」
ディープすぎる埼玉県のおむすびはいかがでしたでしょうか。
おむすびと言われると…
？に思われる人もいるかもしれないけれど 笑
でも、味は抜群に美味しい。
実は…
ユニークな埼玉おむすびはまだまだあったりする。
また次の機会に紹介させていただきますね。
ご馳走たまでした。
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