
北海道から日本中に広がった、こんぶロードとは?
【318むすび】ありんこ(浦和) 昆布
日本の食を語るうえで切ってもきれない存在。
それは昆布。
そのまま食べてもよし、だしをとっても良し。食物繊維やミネラルも豊富でスーパーヘルシーフードだ。
日本昆布協会のホームページを覗いてみたら、こんな言葉が書いてあった。
「こんぶが旅した、こんぶロード」
こんぶロード?
これは初めて聞く言葉だ。
こんぶロードっていったい?
昆布の生産地である北海道。
江戸時代には、北海道で採れた昆布を船を使って大阪や江戸、九州、琉球王国、清(中国)へと運んだらしい。その昆布が通った航路をこんぶロードというらしい。
この「こんぶロード」が凄いのは、運ばれたそれぞれの土地で、独特の昆布文化が生まれたことだ。
例えば、沖縄。
南国で昆布が採れないのに、なぜか昆布の消費量全国1位になっている。
その理由は、江戸時代に中国の清へ昆布を輸出する通り道になっていたからとも言われている。
大阪の昆布だしの文化もすごい。
その原点になっているのが、豊臣秀吉らしい。
豊臣秀吉が大阪城を築城する際に、その石垣を作るための大きな石を、昆布の滑りを利用して運んだと言われている。
その時に使った干からびた昆布を煮たら、超美味しいだしが取れたことから、関西に昆布だし文化ができたとのこと。
このように、北海道から全国へ、食文化を伝えるきっかけになった昆布。
その昆布と同じように、北海道から広がっている、おむすび屋さんがある。
おにぎりのありんこ。浦和店。
ありんことは、札幌で40年以上愛されている老舗のおにぎり屋さん。
札幌では7店舗ほどあり、連日行列ができているほどの大人気店。
その本州第一号店が、さいたま市の浦和駅の近くに今年オープンした。
このありんこの特徴は、注文してからおむすびを握ってくれること。
できたて、ふわふわ、あつあつのおむすびが食べられるのは嬉しいぞ。
注文したのは、もちろん昆布!
濃いめに味つけられた昆布の佃煮がたっぷり!
ふっくら甘みの強いごはんにぴったり!
あらためて昆布の美味しさ、素晴らしさを感じるきっかけに。
今回は、昆布だけに味わい深い話になりました…
ご馳走たまでした!
人気の歴史シリーズも宜しければ!
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