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「雪中のごま塩おにぎり」 キュンパス使って青森おにぎり探し旅編❸
【1403むすび】奈良商店(青森)ごま塩
《連続2048日目!》
正直に言っちゃいます。
今回の旅では、おにぎりの撮れ高がかなり少ないです。
こんなはずじゃあ、なかったのだけどなあ。
本当に計画は完璧だった。
青森県からの五所川原駅から金木駅のあたりには、若生おにぎりなどを出しているお店が多くて5~6軒を事前にピックアップ。
乗車予定の津軽鉄道ではおにぎりが2個入った特別なお弁当を予約注文済み!
寝坊することなく、東北新幹線の始発列車にもスムーズに乗って、北へ向かう。
当日に何度も、JR五能線や津軽鉄道の運行状況も確認はしていて、金木駅までは辿り着けるという確信はあった。
しかし…
仙台を通過したあたりで、東北新幹線が全線でストップしてしまった。
強風で架線にビニール袋が引っかかったらしい。
これにより、完璧だと思っていたルートがいっきに崩れてしまった。
さあ、どうしよう。。
もう、しょうがない。
ここからは、行き当たりばったりの旅に変更だ。
青森駅では、ちょうど目の前に停まっていた第3セクターのローカル線「青い森鉄道」に乗車。
浅虫温泉に到着。
そのまま駅の近くの温泉へ。
これが旅の1発目の観光。
午前中から温泉に浸かるという不思議な旅となった。
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温泉にのんびり浸かりすぎた。
急いで着替えて駅のホームへ向かう。
青い森鉄道の次の列車までは、1時間以上の間隔があるので乗り遅れたら大変なことになる。
無事に乗車。青森方面に向かって出発!
しかし、この旅はうまく進んでくれない。
青い森鉄道の途中駅では、高校生たちの下校時刻と重なる。
大量の高校生たちが乗り込んできた。
2両編成の列車では、詰めても詰めても、まったく乗り切らない。
ここで乗れなかったら、1時間以上待たされる。
みんな必死だ。
列車は10分ぐらいかけて、なんとか乗客を押し込み、超満員の列車となって出発。車窓からの景色なんか見えないぐらいのぎゅうぎゅうの状態で青森駅に到着をした。
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さて、青森駅。
ここからのルートはどうしよう。
現在予約している列車は2つある。
・青森駅→秋田駅までのリゾートしらかみ4号
(本来は五所川原駅から乗車予定であった)
・秋田駅→東京駅までの新幹線こまちの最終列車
本命は青森駅から秋田駅にリゾートしらかみに乗って移動するルートだ。
しかし、このルートには懸念点がある。
それは、秋田駅での乗り継ぎが9分しかないこと。
つまり、少しでもリゾートしらかみが遅延すると、秋田から東京へ帰れなくなってしまう。
キュンパスの1万円で来た旅なのに、失敗したら、秋田での宿泊費や次の日の新幹線代など何倍もの費用がかかってしまう。
そうなると青森駅から秋田駅に、特急つがるで向かうルートも浮かんでくる。
しかし、このルートにも問題があって、自由席しか乗れないということだ。このキュンパスの時期だと特急自由席でこ移動を考える人が多く、激混みするらしい。まあ青森駅が始発駅なので、並べば席に座れるかもしれない。
他には、東北新幹線で盛岡方面に向かうというルートも考えられる。
駅員さんに聞いてみると、青森駅に向かって来ているリゾートしらかみは、15分くらいの遅れらしい。
このまま到着すれば、折り返しの定刻運行もできるとのこと。
よし、予約してあるリゾートしらかみに乗ることにしよう。
万が一、遅れがあるようなら、特急に切り替えればいい。
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リゾートしらかみの発車まで1時間弱の時間があった。
よし、この時間を使っておにぎり探しに行こう。
実は、前から行きたいと思っていたおにぎり屋さんが青森にあったんだ。
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青森駅から歩いて10分ぐらいのところに、路地裏に何軒かの木造の小屋が並んでいた。
ここには、90歳を超えるおばあちゃんが作る焼きおにぎりが食べられるお店があると言う話を聞いていた。
レジェンドおばあちゃんの焼きおにぎり、一度は食べてみたい!
ごめんくださいー
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がーーん。
お店はやっていなかった。
どうやら、しばらくお休みしているらしい。
うーん。残念。
またの機会にしよう。
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レジェンドおばあちゃんのお店の隣には、お惣菜屋さんがあった。
お店のお母さんに聞いたら、名前は「奈良商店」というらしい。
※雑多な感じの店内に飾ってあるアイドルの写真(平野紫耀?)が気になる 笑
ここまできたら・・・
ダメもとで聞いてみた。
焼きおにぎりありますか?
「焼きおにぎりはないけれど、おにぎりは作ることができるわよ」
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なんという奇跡!
おにぎりをつくってくれるみたいなのだ。
お母さんはアツアツのごはんを素手で握って、大きなおにぎりを作ってくれた。
雪の中に映える、ごま塩のおにぎり!
美味しそう。
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次に乗り込んだ列車の中でいただくことにした。
寒い中、持ち歩いたけれど、まだ温かさが残っていた。
いっただきまーす!
がぶっ。
うん。うまい!
もちもちのごはんに、ごま塩がまぶされたシンプルなおにぎり。
これが旅のおにぎりという感じがして、すごくいい。
中には、小さな焼き鮭も入っていた。
このアクセントも嬉しい。
アクシデント続きで、なかなか、おにぎりに出会えなかった旅。
その中で握ってもらった「奈良商店」のごま塩おにぎり。
温かかったなあ。
ご馳走たまでした!
「キュンパス使って青森おにぎり探し旅編➌
青森グルメを食べつくせ!」に続く。
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