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はじめて知った!「令和の元号」と「梅」の深い関係
【1026むすび】だんごのオカダ(鳩ヶ谷)梅 #1046
おむすびは、2000年もの間、日本の食の原点にあったメニューだ。
つまり、おむすびやそれに関係する具材や食べ方などを知ることで、日本の歴史が見えてくることがある。
今日は、おむすびには欠かせない具である「梅」の歴史を紐解いていきたいと思う。
日本での梅の歴史は古く、世紀の終わり頃、中国から薬として渡ってきたらしい。
平安時代に書かれた日本最古の医学書『医心方』には梅干しが載っており、「味は酸、平、無毒。気を下し、熱と煩懣を除き、心臓を鎮め、四肢身体の痛みや手足の麻痺なども治し、皮膚のあれ、萎縮を治すのに用いられる。下痢を止め、口の渇きを止める」薬として使われていたことがわかる。
そして、梅は古来の日本の歴史だけでなく、今の「令和」の時代にも深く関係している。
それは、「令和」という元号。
この令和は、万葉集の中に出てくる、飛鳥時代から奈良時代にかけての公卿・歌人である 大伴 旅人(おおとものたびと)の呼んだ歌が由来となっている。
それが、この歌だ。
「時に、初春の令月にして、気淑(よ)く風和ぎ、梅は鏡前の粉(こ)を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫らす」
歌の意味は、このようなものらしい。
初春の素晴らしい月にして、風も春の陽気のように穏やかに、梅は鏡の前の美女が装う白粉のように開き、蘭は身を飾った香のように薫っている。
つまり、咲き誇る梅が告げる春の訪れのように明るく期待に満ちていることを表しているのだ。
この歌にある2文字から「令和」が生まれたとのこと。
この令和には、一人ひとりの日本人が、明日への希望を胸に、それぞれの花を見事に咲かせることができる。そういう日本でありたいという願いが込められているのだ。
梅の歴史を調べていたら、今の日本、未来の日本への希望につながってしまった。
知ってよかった!
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鳩ヶ谷にある和菓子屋さん「だんごのオカダ」
ここで買ってきたおむすび!
ごま塩のかかった、その中身は!
パカッ
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もちろん梅干し!
思わず口をつぼめたくなるような、この酸味。
これがいいんだよね。
体中に元気がみなぎるような感じ。
古の時代から、令和の時代まで、愛されてきた梅干しおむすび。
ご馳走たまでした!
おむすびの歴史シリーズ、おかわりどうぞ。
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