不透明な時代に僕らは生きている
コロナの影響で、世界が変わり、日常が当たり前でなくなり、人々がみな疲弊している。悲しんでいる。
誰にも会うことができず、一人で生きていくこともあるだろう。つながりを失い、”オンライン”上という虚構の中に、ぼくたちは囚われてしまったのかもしれない.....
以前からVUCAの時代や不安定な時代と言われ、コロナ禍でますます先行きが不透明になった。
結婚や恋愛など、色々な分野で多様性が叫ばれ、今までの当たり前が通用する時代ではなくなった。
今、ぼくらの世代(Z世代)は、多様性に富み、多文化的な背景を持ち、「デジタル・ネイティブ」とも言われる事も多い。
新しい波がぼくたちを飲み込み、新しい時代を生み出す。今までにない変化が激しい時代である。
僕自身、家庭の環境は人並みで、親に愛されていたほうだと思う。
留学にも行かせてもらい、金銭的にも恵まれていたと思う。
それなのに.....
「死にたい」と思うことは多々あった。
子供の頃は悩まず、真っ直ぐに生きていたはずなのに、、、、
中学校、高校、大学と人間関係で悩むことが多くなり、「環境」に馴染むことができなかった。
自分を悲観したり、蔑んだり、否定したり、「自分」という存在を何度も消したかった。
「自分」の存在意義を考えれば考えるほど、「生きる」ことへ絶望していった。すると、孤独に感じたり、「生きる」意味を失っていった。
「なんで、生きてるんだろう?」
その問いをすると、家族、友達、関わる人を悲しませたくない。そう思い、少しずつ生きていた気がする。
言い訳ばかりの人生
高校では、”陸上部の長距離”に没頭し、燃え尽きていた。そこから、燃え尽き症候群化のように、やる気がなくなった。
大学が始まっても、楽しいという感覚はあったが、何か物足りない感覚にいつも悩まされた。さらに、規模感が非常に大きく、多種多様な人が集まって、平凡に講義を受け、友達と話し、睡眠を取り、バイトか遊びにいく。
留学に行ったときも、話せない苦痛や違和感と戦い、つらい日々を送った。ここでの経験は、自分の価値観や消極的な自分をさらに消極的にさせた。
昔から、極度に周りの目を気にして、周りに合わせて、"言い訳"ばかりしていた気がする。
その言い訳って言う存在は、その当時は逃げたったかも知れないが、、、、
今思うと、その言い訳があることで、救われた気がした。
言い訳をすることは一見マイナスなイメージがあるが、僕はそうは思わない。
インターネットやSNSが流行って、簡単に情報が拡散される。
少しの悩みや不安を打ち明けるだけでも、周りに見られてる。
その小さな悩みを打ち明けられる関係値の友達、人がいるだろうか。
誰に相談して、誰に話さばいいのか。そんなことを思う人は多いと思う。
たくさんの「私」を肯定してあげて
本当の自分は存在しなくて、コミュニティや複数のネットワークによって、たくさんの「私」
が存在する。
人によって、態度、言動が異なるのは当たり前。「どれがホンモノの自分」って悩まなくていい。
どれも、これも全部自分だから。
本当の自分はを考えるよりも、コミュニティや環境に合わせて、そこに自分という存在を当てはめていく。自分自身を表現できるものを探して、トライして、少しずつ理解していく。
辛い時はこのグループ、嬉しい時はあのグループ、楽しい時はこのコミュニティのように、違う場で、違う人を演じてもいいと思う。
そうすることで、自分という存在を肯定できる。自分を正常に保てる。
ありのままの自分を目指そうより、たくさんの私に出会おうと言われる方が生きやすい。
複雑で多様化してる現代では、1人の自分で生きるのは窮屈すぎる。そんな気がするのはぼくだけだろうか?
私を変化させることで、この不安定な時代に対応し、適応するのが生きやすい。
どこにも逃げられなくなったり、孤独になるのが一番しんどい。だから、複数の「私」を持つことで、逃げれる場所を作っておいて欲しい。
今という時間を大切に
現代では、情報が溢れて、自分という存在見失って、将来に不安を常に抱いてる。
そんな中で、「今」という時間を大切にしてほしい。
友達と話す時間、プロジェクトを進める時間、サークルの時間、部活の時間、勉強の時間、家族の時間、など、色々な人との時間がある。
この全てを1個1個大切にして、「今」を意識して、日々を過ごしてほしい。
過去を見ても、その栄光や苦い経験を見てるだけで、変化は何も起こらない。過去の呪いがかかるだけ。
未来を見ても、そこに行けるとは限らないし、夢が叶うわけでもない。未来に希望を抱いても、裏切られることが多い。
そう、つまり、これからの未来をかえるためには、「今」を大切にして、生きるしかない。
今を強く、しっかり生きることが将来につながるし、未来を大きく変えてくれる。
たくさんの今を経験することで、過去はいい思い出になるし、未来の道は切り開ける。自分という存在好きになれる。
今を生きよう。
そうすれば、世界は変わるかも。
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