noteコラボ企画「#このお店が好きなわけ」 を募集しています。
このたび、私たち東芝テックCVCはnoteさんと一緒にお題企画「#このお店が好きなわけ」を開催させていただくことになりました。
私たちは以前もnoteさんと一緒に「#買うときのこだわり」というコンテストを企画させていただき、皆さまの素敵な投稿作品の数々から、小売の未来を考える上でのヒントになる多くの発見や学びを得られました。
2回目のお題企画となる今回のテーマは「お店」です。誰しも、お気に入りのお店や自分にとって特別なお店、何度もリピートしてしまうお店があると思います。なぜそのお店が好きで、わざわざそこに行くのか?そこにはどんな思いやエピソードがあるのか?皆さまの「お店」にまつわるエピソードをぜひ教えていただきたいと思います。お店で買い物をする人だけでなく、お店を運営している事業者の皆さまからの投稿も大歓迎です。
2023年2月27日〜3月28日の期間、お気に入りのお店にまつわる投稿を募集しておりますので、お気軽にご参加いただけると嬉しいです。
東芝テックCVC noteではnoteさんによる抽選でのAmazonギフト券贈呈(5名)とは別に、投稿作品の中からいくつかピックアップさせていただき、ご紹介したいと思っております。皆さまの素敵な作品とたくさん出会えることを楽しみにしています。
今回は皆さまの投稿の一助になればと思い、CVCメンバーに「#このお店が好きなわけ」を聞いてみました。深掘りしてみると、その人ならではの“こだわり”や“ストーリー”が見えてきて面白かったのでご紹介したいと思います。
CVCメンバーの「#このお店が好きなわけ」
■生まれ育った故郷や人生のストーリーとリンクする
トップバッターは「今回、自分が好きなお店って何だろうと改めて考えたとき、共通点があることに気づきました」と話す石井。
その共通点とは、 “人生のストーリーとリンクするお店”だと言います。例えば、都内にある中華そばの名店は店長が香川県出身で、讃岐うどん発祥の地ならではの太い手打ち麺に、スープの出汁やチャーシューも香川県産の親鶏を使っているそうです。
香川県出身の石井にとって “美味しいから好き、だけじゃなくて、自分にとっては生まれ育った街のことや、地元での思い出を呼び起こしてくれる特別な場所“ なのだそう。
「店長と地元トークで盛り上がることもありますし、お互いに香川県から出てきて東京で頑張っているところに、勝手に親近感を抱いています。なかなか東京で同郷の人と出会うことが少ないので、香川県出身の人がやっているお店はけっこう好きになっちゃいますね」と、地元愛にあふれる石井ならではの価値基準を教えてくれました。
■買わないのに、つい足を運んでしまう
「なんか、お店の世界観が好きなんですよね」と、思わず通ってしまうお店にまつわるストーリーを話してくれた勝又。その一つが、静岡県や愛知県を中心に展開するアウトドアショップです。
キャンプ用品が充実していて、店内にテントを張っていたり、ボルダリング施設を併設していたりと、店内を歩き回るだけで新しい発見やワクワクと出会えるところが好きだと言います。
実はキャンプもアウトドアも一切やらないという勝又に「それでも楽しめるんですか?」と聞いてみると、「いろんなものがあるから、この道具はこうやって使うのか、これは便利そうだなって商品を眺めているだけでもワクワクするんです。いつかキャンプをやるならこのお店で買いたいねって家族と話しているんですけど、まだキャンプをやる予定はありません(笑)。自分の趣味じゃないのに、不思議といつも足を運んでしまうお店です」と楽しそうに話をしてくれました。
確かに、用事があるわけじゃないのに、つい立ち寄ってしまうお店ってありますよね。お店の雰囲気や世界観に惹かれるという人は多いのではないでしょうか?
■そのブランド“らしさ”を体感できる
次に話を聞いたのは、気分転換にふらっとお店を訪れることが好きだと話す鳥井。
特に、お気に入りのブランドの本店や旗艦店に足を運ぶことが、自分なりのお店の楽しみ方だそうです。
「ブランドのコンセプトや世界観が一番作り込まれている場所だからこそ、そこにしかない空間や演出を楽しむことができます。同じ旗艦店でもブランドごとにサービス内容や店員さんの対応、インテリアや雰囲気などが全然違うので、最もブランドの“らしさ”を体験できるんですよね」と言うように、お店の雰囲気や店員さんとのコミュニケーションも含めて、広い意味での“買い物体験”を大切にしていることを教えてくれました。
「そういうお店には特に目的がなくても行くこともあるので、その場を体験すること自体に価値を見出しているのかもしれませんね。そのお店を中心に、周辺のカフェや本屋、インテリアショップなどのお気に入りも出てくるので、気晴らしに遊びに行くような感覚で足を運んでいます」と話をしてくれました。
■自分が心地良いと感じる空間やライフスタイルがそこにある
インテリアやグリーンが趣味の宮原は、郊外にあるガーデニングショップに月2〜3回は通っていると教えてくれました。
開放感のある広大な敷地を持つそのお店には、ありとあらゆる観葉植物や珍しい植物がたくさん置かれているそうです。
「まず、全身で植物を感じられるのが最高です。植物の置き方やインテリア、ガーデニングツールも自分の感性に近くて、ライフスタイルの参考になるところも好きです。そして、植物の分野ごとに詳しい店員さんがいるので、アドバイスをもらうためだけに足を運ぶこともあります」と宮原は言います。
さらに、毎回買うわけではないそうですが、通えば通うほど知識やアイデアが深まっていき、最近はアクアリウムにも触手を伸ばしているとのこと。
「そもそも、お店の世界観が僕の好みにドンピシャなので、そこに居るだけでも幸せです(笑)。グリーンだけでなく、ライフスタイルも含めてアイデアや刺激をもらえるところが、わざわざ時間をかけででもそのお店に通う一番の理由かもしれません」と宮原。
自分が心地よいと感じる世界観にピッタリ合うお店と出会えたことが、とても素敵ですね。
■最新情報のキャッチアップを楽しむ
“インスタをフォローして定期的にチェックするブランドがある”と語る入澤は百貨店や商業施設、セレクトショップなど、複数のメーカー・ブランドが入っている場所がお気に入り。
その理由を聞くと、「最新の情報をキャッチアップできるからです」と、新商品のラインナップや新シーズンの傾向をチェックする目的でお店に足を運ぶことが多いそうです。
「よく行く街もお店の入れ替わりが激しいエリアなので、新しいお店ができていないかを見に行きますし、スーパーでも新商品や季節の野菜を売っているような品揃えが豊富なお店に行くので、割とジャンル問わず情報収集できる場所が好きなんだと思います」と教えてくれました。
接客にはあまりこだわりはなく、好きなジャンルに関する情報を自分なりにアンテナを張って探しに行くとのことなので、情報収集であればインターネットショッピングでもよいのでは?と聞いてみたところ「自分が知っているワードで検索をしてしまったり、レコメンドされる商品も自分の好きなものばかりなので、それはそれで便利なんですが、想像していなかったような商品との出会いや驚きも欲しいんです」という事で新たな発見を求める時は街を歩くほうが好きだそうです。
■珍しい商品との出会いだけでなく、それを探す過程も好き
自他ともに認める“料理&スーパー好き”な吉村は、ローカルスーパーの魅力を教えてくれました。
「その店のプライベートブランドやオリジナル商品は、地元の食材を使っているものや、珍しいコンセプトの商品があって面白いです。料理が好きなこともあって、見たことがない商品や食材に出会えるとテンションがあがります。その土地、そのスーパーの個性が感じられるとお気に入りになりますね」と吉村は言います。
“珍しい食材”や“質”でいうとバイヤーがセレクトした高級路線のスーパーもあると思いますが、ローカルスーパーにはまた一味違った魅力があるとのこと。
休日に長野県や群馬県にしかないローカルスーパーに行くためだけに車を走らせたりと、ドライブ気分を味わえたり、遠方へ行った先の道の駅で見たことのない食材にリーズナブルで出会えることがおすすめのポイントだそうです。
そう考えると、地場ならでは品ぞろえや、料理や食を追求できるお店との出会いはもちろん、そういったお店を探す行動そのものも「好きなワケ」になっていそうですね。
■地元の最新情報を教えてくれる場所
ラストに話をしてくれた南日は、小さい頃から通い続けている地元のお店がお気に入りなのだとか。
例えば、近所の家族経営の床屋さんには先代の頃からお世話になり、今は先代の息子さんに髪を切ってもらっているそうです。
なぜお気に入りなのか?と聞くと、「もちろん、“いつも通り”って言うだけで通じる気楽さもあるんですけど、髪を切ってもらっている時って店員さんと雑談するじゃないですか?すると、店員さんは地元のお客さんとたくさん会話をしているもんだから、近所の情報をいっぱい知っているんです。あそこに新しくできた焼き鳥屋はおいしかったみたいだよ、という感じで地域の最新情報を教えてくれる場所として重宝しています」と南日は言います。
一時期はいろんな美容室に行ってみたこともあるけれど、やっぱり地元のことを教えてくれるほうが嬉しいからその床屋に戻ったと、「近所の最新情報」という他のお店にはない価値を見出しているところがユニークだと思いました。
「#このお店が好きなわけ」、参考になりましたでしょうか?「好き」の理由は人それぞれあると思いますが、「好き」の理由を深掘りしていくと、自分の中にある“こだわり”や大切にしていることに改めて気付いたり、忘れかけていたエピソードを思い出すきっかけになるかもしれません。
ぜひ、皆さんの投稿をお待ちしております。