プロの動画活用術(新卒採用編):採用広報を動画にしたらエントリーは増えるか?実験してみました。
新卒採用の母集団形成に苦労している、新卒採用に動画を使いたいが効果的か分からない。動画を取り入れたものの効果が出ているか分からない。
という企業や人事(採用担当者)の切実な悩みを解決します。
こんにちは。オープンエイト人事の小寺です。当社はAI×動画自動生成クラウドサービス”Video BRAIN”を提供するベンチャー企業です。あらゆる企業のマーケティング・広報/IR・営業・人事などへの動画活用をVideo BRAINおよび、CSによるコンサルティングにて支援しています。
さてそんな当社の人事施策は、まさに動画三昧(笑)。
あれも?これも?
あらゆることを動画にしまくっていまして、そこは普通でいいんじゃない?ということも動画で楽しくやってます。
さて、そんな私たちが、動画で得た恩恵をシェアすることで、あらゆる企業や人事が動画活用で成功してほしいと思い、事例とファクトベースで効果実証された施策から順番にTipsを公開していこうと思います。人事×動画に興味ある方はぜひ参考にしてもらえば嬉しいです。
①動画による一般的な効果を数値で理解
結論からお伝えすると、動画による訴求効果は、通常(画像やテキストのWebページや紙媒体など)と比較しても歴然です。
Boxilさんの記事が素晴らしいので拝借させて頂きますが、
・1分間の動画が伝える情報量は180万語、3600のWebページ分に匹敵する
・動画を利用するとプロダクトへの理解が74%高まる
・動画を観た後の方が、商品の購入率が64%アップ
・不動産サイトは動画を載せたほうが問い合わせが403%アップ
とのこと。
他にも、
・動画広告を見たユーザーがその内容を覚えている割合:80%
・より多くの情報が欲しいと感じる動画広告を見たユーザーの割合:26%
・動画広告を見たユーザーがそのプロダクトを購入する割合:12%
・動画広告はソーシャルメディアよりも68%が効果的と回答
とまあ、やっぱり動画はすごい。
感覚的には動画っていいなー、と思う方が大半かと思いますが、それだけでは予算をかけづらいのが人事という予算薄な職業(笑)
ただ動画に関しては、このようにファクトとしても、あらゆる企業が実証し、定量効果を明示しており、信憑性が高いことが伺えます。
※なお海外では特に企業の動画化(内製化)が進んでおり、やっぱり日本は毎度のことながら遅れをとっている実態・・・
▼各国の動画制作の内製化比率
・アメリカ:76%
・イギリス:57%
・日本:12%
※出展:Vidyard,ALF Insight, somethingfun.
・・・またしても遅れをとっている。
ちなみに当社のVideo BRAINのCMを見たことがある方も最近多いのでは、と思いますが、Video BRAINをローンチして3年経たないうちに、認知度は日本中で急拡大。
私自身、人事で採用をやっていても感じますが、
数年前は、Open8と名乗っても、
エージェントさんにも、中途の候補者さんにも、学生さんにも、『知らない』と言われてきましたが、
それが、いつのまにか
「Video BRAIN知ってます!」
「Open8さんってVideo BRAINのOpen8さんですよね?気になります!」
と、知名度が格段に上がりました。
もちろんあらゆる広報/人事/マーケティング施策の総合的な結果が、現在の認知度に繋がっているとは理解しつつも、やはり、昨今の劇的な認知度向上に動画の存在は、圧倒的なインパクトを出しています。
▼当社CM:麒麟 川島さんが企業の「伝わらない」問題を動画で解決編
あと最後に、動画はまさに今取り入れるのが最高。
・オンライン広告の差別化が難しくなっている今!
・さまざまな企業のDX化ブームに最もとっつきやすいネタとなっている今!
・ほとんどの会社が会社説明動画1~2本くらいしか持っていない今!
かなーと思います。
②採用広報に動画を使ったら本当にエントリーは増えるのか?
さてさて、
やっと本題です。
採用媒体にて、新卒採用に動画を使った結果をお伝えします。
他社様の協力も頂きながら実証実験をしてみました。
その他社様とは、ビジネスSNSの代名詞のWantedlyさん。
当社の採用にも多大なるご支援をいただいており、勢いは止まらない。
今年もWantedlyさんの動画広告で、22新卒入社が決まりました。
(いつもありがとうございますmm)
そんなWantedlyさんに今回は完全協力いただきながら、
「Wantedly広告の掲載企業」VS「Wantedly広告に動画で応戦”Open8”」
にて、勝手に対決をしてみました。
▼こんな感じで、WantedlyさんのTOPページに広告を貼りつけ。
※Wantedlyさんを使ったことある方なら知る人ぞ知る画面。
↓
↓
WEB画面をスクショして貼り付けてるので分かりづらいですが、
当社だけ画像ではなく、動画が流れている状態です。
それでは5週間実証!
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▼当社結果
5週間トップページに動画を出した当社の結果です。
⬇︎週別
⬇︎トータル
▼他社結果
同時期に新卒採用で広告を画像で出していた他社様の平均はこちらです。
⬇︎週別
↓トータル
▼判定
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PV数・エントリー数・ブックマーク数・CVR、すべての競技で圧勝しました!
(もし負けてたらnoteに書かない予定でしたがw、見事勝利!)
※勝手に対決していた他社様がどこかお伝えできないのが申し訳ないですが、結構名だたる企業様(ベンチャー界隈で知らない人はいないレベル)中心で、この企業様たちに数値上勝利したのは、大いなる成果!(もし画像をみて、これウチの会社やん!とかありましたらゴメンナサイ)
大体計算すると動画による上昇分は、
・PV率:対比133%
・エントリー率:対比160%
・ブックマーク率:対比131%
・エントリーCVR:対比118%
ちなみに当社が画像で採用広告を出していた昨年と対比すると、
PVもエントリーも2倍を超える結果となりました。
▼おまけの検証(VS人気企業)
上記の他社比較では、数社の平均値を元に対比を出して競いましたが、
他社様の中での最大値を出した某人気企業様の数値は以下でした。
↓某人気企業
・PV:523
・エントリー:26
・エントリーCVR:4.8%
※上記は最も数値が高かった企業の最も高かった1週間だけを抜粋した数値
さすがは人気企業だけあり、
魅力的な画像とテキストでしっかり数値をメイク。
当社と比較するとどうかというと・・・
・PV:523 (当社最高週との対比 94%)※当社の勝ち
・エントリー:26 (当社最高週との対比 104%)※某人気企業の勝ち
・エントリーCVR:4.8% (当社最高週との対比 100%)※引き分け
→人気企業に、当社は1勝1敗1分けという結果。
対人気企業との戦いに関しては、もともとエントリー人気が高い中で、
やや人気企業の方が高かったものの、
当社も、しっかり応戦できたと思います。
もしベンチマークした人気企業がいる採用媒体にて、
自社の採用広告を動画にすると、
人気企業と並ぶ数値をただき出すことができる、ということが実証できたと思います。(とはいえ、まだまだ検証が必要!これからも実証しつづけていきます!)
③成功企業事例
いま私が動画採用戦略でもっとも成功していると考えるのがAKTIO様
(個人的に新卒採用にかける想いだったり、それに伴う実際のリソースの掛け方が好き)
有名な大企業さんではございますが、
建設機械レンタルという学生にはなじみづらい業界のイメージを
動画で払拭され、素敵な会社をしっかりPRされている成功事例です。
AKTIO様が作成したこの動画をぜひ見てほしいです。
こちらは業者に頼んでいない、100%内製動画です。
AKTIO様がおっしゃっているように、採用に関しては、動画活用の効果を数値でみることってとても難しいのです。
ただ、しっかりKPIを定めて追っていくと、ちゃんと効果を実証できます。
当社では、これからもPVやエントリー、最後は内定数や内定承諾率とかにもフォーカスして、今後も研究していこうと思います。
③総括
ということで動画を採用広報につかうと、
エントリーは1.6倍高い
という結果でした。
ちなみに今回実験させて頂いたwantedlyさんの広告は4週間で40万+動画オプションで5万でしたので、
45万の投資は、動画を使うことで、
72万円の効果をもたらしたということになります。
ちょっとしたボヤキですが、
前職は大企業にいたので、この10倍以上採用広報に投資してました。となると、450万で720万の投資効果を得られていたことに。
もっと早く動画の凄さに気づいていたら。。。
ちなみに、カッコいい企業のPR動画制作のTipsについては、当社プロダクトマーケが制作したこの記事が分かりやすいので参考にしてみてください。
ということで拝読有難うございました!
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