「サードウェイ」大変久々に山口絵理子さんの本を読んでまたパワーをもらいました!
こんばんは、オオハシです。 またすっかり前回から時間が空いてしまいましたね。 本日は自分の人生に大きなインパクトを与えた山口絵理子さんの2019年の本を紹介したいと思います。(昨年秋ごろの丸善大量購入の際に、あれもこれもと十冊以上買っていて、大事にしたかったから最後までとっておいた本です)
それではいってみましょう。(今回も自分の感想より、引用多めです)
サードウェイ 第3の道のつくり方
(株)マザーハウス 代表取締役 兼 チーフデザイナー 山口 絵理子 著
2019年の本
山口絵理子さん、僕の人生において、かなりのインパクトを与えた方。 個人的には最近はビジネス本ばかりだったり、そこから変化してブレイディみかこさんの本だったり、ふらっと変更して瀬尾まいこさんの本だったりしていたが、改めまして山口さんの本を読んでみた。
10年以上前、震災より前の時に、「裸でも生きる」と出会って、社会起業家(という言い方は好まれないのかもしれないが)本当にすごい、と当時ものすごく感動した記憶がある。
(ついついいまさっきも改めて本を1,2と引っ張り出して眺めてしまった:このままいくとまた全部読んでしまうからやめようと思った、この二冊は本当にとてつもないエネルギーを与えてくださる本である)
※そしてNoteでつながっていただけた。感動しています。
山口さん、今回のサードウェイの本で、確かにおっしゃる通り二律背反の状況から、どういうサードウェイを見つけていくか、文中にもあるがらせんの発想は、なかなかな印象をもった。「相反する二軸をかけ合わせて新しい道を創造する。二極化する世界を生き抜くこれからの思考法。」と帯にある。ここ二三年「両利きの経営」のようなビジネス書を読んだりしていることもあり、代表取締役 兼 チーフデザイナーという両利きの、新たな知見を味合わせていただける感謝の本です。
サードウェイ、という軸を持って、いくつもの状況に照らし合わせて解釈・意味づけをしていく、考えさせていただける本です。
※らせんの発想は、引用してないですスミマセン。
抜粋フレーズ、変化球で「裸でも生きる2」から記載し、その後、本書の抜粋フレーズへ行きます。
※ちなみにこのフレーズは、あまりに感動したので、僕は自分の「人生のーと」に転記した内容です。(以下のブクログのレビューでは『ライン入れ入れ、ふせんハリハリ』と書いている。。)
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P117
絶望感の中で、自分はいったい何がしたいのか本気で分からなかった。
しかし、分からないからこそ、考えた。
考えて考えて考えて考えた。
私は頭がよくない。だからもっと考えた。一人ダッカのアパートで体育座りしながら、ボーッと考えた時間はどれくらい長かっただろうか。
(中略)
だから、簡単にやりたいことなんて見つからない。
自分で向き合う努力をしないで、「やりたいことがわからない」と言われても、「考えて」としか言いようがない。見つけるまで考えたらいい、としか言えない。
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改めまして本書の抜粋フレーズ、僕の感想なんかよりも山口さんの、読者に(世界に?)伝えたいメッセージを受け取ってほしくて。
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P70 一等地で挑むからこそ、商品の競争力を増す必要性、接客レベル向上の必要性、外部環境を読む力を磨く必要性などさまざまな課題に直面し、「総合力」を鍛えられる。
P108 データ分析からつくられるものは安定したヒットを生み出せるかもしれない。 しかし、それらは人々の心に感動を与えられるだろうか? 数字では計れない感動を生むのは、個人の主観から生まれる創造なんだと思う。
P119 人間が理由なく「感じる」ストレスや違和感は非常に大事だ。 その感覚を無視しない。 しっかりと受け止めて、「なぜそう思うか?」を考えてみる。
P138 「らしさ」の部分はブランドの「内面=哲学や価値観」にもち、それを伝えるプロダクトやお店は時代の変化をふんだんにキャッチする。 つまり、ぶれない哲学をもち、戦術は柔軟に変えていく。
P169 プレイヤーであることで、マネージャーである自分が育っていく。 マネージャーな視点があることで、プレイヤーの自分が活かせる。
P179 しかし、ものづくりの力、「クリエーション」がその空気を打開した。
「あなたの技術とあなたの技術、かけ合わせてみよう」
いがみあっていた職人たちも、自分にできないことができるライバルはリスペクトをする。自分たちが一人ではできなかったことを明かし合い、お互いの足りない技術を補完しあう。そうやって新しい技術や道具とであう。アイディアが生まれ、今まで自分一人ではできなかったものができていく。
P185 小学生のときからつけている日記。「日記」というと「今日何をした」という内容になりがちだが、そういうことは一切書かない。アクションの記述のない日記。
その代わり、「今日どう思ったか」という感情を書くようにしている。そうすると「なんでそう思ったか?」という、もう一段深く、自分の心を掘る習慣がつくれるからだ。
これを長年やってきて思うことがある。
自分の本音に従ったことは、必ず後悔しないし、成功する場合が多い。 逆に体裁や、他人の言葉に重きをおいたアクションは、一時的にはうまくいっても、やがて崩れさったり、長持ちしたりしないことが多い。
P282 「こうかもしれないな」と思った時点で、一度覚悟を決めたらいいのだ。
もう迷うのをやめて、「とりあえず」そこに向かって頭と体を動かして、夢中になってみること。
夢中になる人の目にはいろんなことがクリアに見えるはず。出会いも降ってくるはず。
そんなプロセスの中で、「あ、これ違うかも?」と思ったら笑顔で軌道修正したらいいじゃないか。(中略)
「もっとこうしたいな」「これができればいいな」と毎年のように軌道修正している。本気でやってみたけれど、実はあんまり好きになれなかったな、なんて山ほどある。
だけど、大事なことは軌道修正前提でも覚悟を決めて動くことなんだ。
動いた結果、全部が「今」につながっている。
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また、山口さんの本、さがさなきゃ。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。 またいつものブクログのリンクをつけておきます。皆さんのレビューも参考になるかと。
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