大阪のおばちゃん魂が飛行機の中を一瞬で静かにさせた話
大阪のおばちゃんの特徴
飴をカバンの中に入れてる人が多いです。
せきこんだときとか、口さみしいときとか、
自分で出して自分で食べるのはもちろんのこと、
「あめちゃんいる?」と差し出してきて、いろんな人と仲良くなります。
ちょっとしたコミニケーションツールです。
今日は旅行の帰りの飛行機の中で、
そんな大阪のおばちゃん魂が功を奏したお話しますね。
4年前、ラスベガスやセドナに行った帰り、ロサンジェルスから羽田に帰る飛行機の中のこと。
離陸する前に、たぶん3〜5才くらいの女の子だと思います。
ぐずって泣く声が真後ろから聞こえてきました。
女の子の隣に座ってた お父さんが
「静かにしなさい、泣き止みなさい」というようなことを英語で一生懸命話している声も後から聞こえてきます。
それでも女の子は、ますます、不機嫌を撒き散らすような声で、そのボリュームを上げる一方……
他の人は静かにしているので、狭い飛行機の中、
泣き叫ぶ声は響き渡る一方でした。
そして、お父さんが繰り返しなだめすかす声も、
なんとなく悲痛な感じがエスカレートしてきて胸が痛みました。
私、ふと鞄の中を見ると、この小さい小さいクッピーラムネがあったんです。
斜め後ろのお父さんに、この小さなクッピーラムネを差し出すと、
流暢な日本語で、
「どうもありがとうございました」と。
スーツ姿のとても上品な感じの黒人男性でした。
不思議なことに 、こんな小さな小さなクッピーラムネを渡した
その後 女の子の泣き声は、
ピタリと止まりました。
その後 長時間のフライトの間、
女の子がぐずる事は 1度もなかったんです。
もしかしたら、女の子も、周りが知らない人ばっかりで、
あんな狭い空間に閉じ込められて、
シートベルトで座席に縛り付けられて、
「一体どうなるんだろう?こわいよ〜!」
って不安でいっぱいだったのかもしれません。
でも、ラムネをもらって、周りは怖い人ばっかりじゃないって思えて少しほっとしたのかも…。
そしてこのクッピーラムネのイラストって何か見てるだけで心和みますものね…。
もし、あのまま女の子がずっと泣き続けてたら、
私も長時間 心落ち着かず胸痛むフライトになったと思うけど、
ちょっと勇気を出して、大阪のおばちゃんしてみて良かったなぁ…
今辛い方も、もしかしたら、
こんなクッピーラムネみたいなちょっとしたことで
場の空気や気持ちが なにかちょこっと変わることもあるかもしれません。
どうか災い転じて福になりますように…💕
そういえば私の兵庫県在住の友人ゆきちゃんも、あめちゃんを持ち歩いてるって言ってましたね。
こんな記事を書いた私、今は兵庫県に住んでいますが、生まれも育ちも大阪のおばちゃんです。(自己紹介はこちら⬇️)
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