紙ヒコーキ事件簿
我が家で起こるプチ事件の数々。
今日は紙ヒコーキ事件について、お話しします
紙ヒコーキブームが到来した娘、
事件はこうだ。
<紙を持ってくる娘>
娘:カカ、紙ヒコーキの作り方教えてー
私:いいよ、まず半分に折って、それから...
<順調に折り進める>
娘・私:できた!
娘:もっといっぱいつくるー!
≪夫登場≫
夫:ただいまー。あ、紙ヒコーキ?よく飛ぶやつ折ってあげるよ
<紙を持っていく娘>
夫:ほら、(ピューーン)
今日早く帰れたし晩飯の買い出ししてくるわ
娘:紙ヒコーキもっとつくりたい!
たくさんつくりたい!!
(娘はこのよく飛ぶ紙ヒコーキの折り方を教えてほしかった)
だが、早々に出る夫。
追いかける嫁(私)
私:え!一つ一緒に折って、折り方教えてあげてから行きなよっ
夫:え゛、無理。そんなんあっちもこっちもでけへん
言い捨て夫は買い物に出て行った
夫が買い物に行きたい理由、
それは自分で食べたい物を選べるから早く行きたい。明日もあるので早く帰りたい、だろう。
しかし、間髪入れず置いていかれた娘は号泣。
娘:紙ヒコーキいっぱいつくりたい!!
と言って泣き怒る
私:(あーー。そうよね。わかるわかる)
だって考えてもごらんなさいな
目の前でヒューーンと飛ぶ紙ヒコーキを見せられたら、自分もつくりたいと思うに決まっている。しかし「教えて」と言う間も無く出て行かれ、そのまま残されたらもう、「え、なんで今飛ばしたん⁉︎」と思うよね。何なのこの生殺し感、見せびらかし感、『おあずけ感』がハンパない。(そりゃ泣くよー)
私:(1つ一緒に折ってから行けばいいじゃない。
そんな時間も無いなら何で今見せびらかしたのよ。何なのだ。)
そんなことを考えながらも、怒りと悲しみMAXな娘はギャン泣きで手に負えない。
何を言っても届かない時は、一緒にいると私もイライラしてしまう。だからイライラする前に家事をしながら洗濯物を取りに部屋を出た。とにかく二次災害(私もイライラして怒ってしまうこと)を防ぎたい
ちらちら様子を見ながらちょっと落ち着いたかな?と、横に座って話しかけてみる。
娘:うーちゃん、紙ヒコーキたくさんつくりたかったのに...
私:紙ヒコーキつくる?うーちゃんはあのよく飛ぶヒコーキがつくりたかったんでしょ?でもカカは折り方知らないからさ、教えてあげられないんだよ⤵︎
娘:トトがね、玄関行った時にね、カカが「一緒につくったら?」って言ったのに、無視して、悲しかった
(見てる。見てるよ、夫よ。)
私:そうだね。カカも目の前で飛ばしたんなら一緒に折ってから行けばいいのに、なんですぐ行っちゃうんだろうって思ったよ
あんなに飛ぶの見たら、折ってみたいって思うもんね。
娘:トトが行く前ね、うーちゃん「紙ヒコーキつくりたい!」って言ったの。でもね、トト、行っちゃって、うーちゃん悲しかった
私:そうなんだ。トトはせっかちだからさ、気づいてなかったのかもしれないね
うーちゃんさ、「紙ヒコーキいっぱいつくりたい!」って言って泣いてたでしょ?
でもさ、それだと『あの(よく飛ぶ)紙ヒコーキ』を折りたいのか、『ただ紙ヒコーキをいっぱいつくりたい』だけだったのか、わからなくて伝わらなかったのかもしれないよ?
「折り方教えて」って言ったら、早く伝わったかもしれないからさ、できるだけすぐ伝わるように直接的な言い方ができたら、伝わったかもしれないなーって思ったんだ。
なんとなく納得したかな?
でもそれより、じっくり寄り添ったことに満足してくれたようだった(私の想像でしかないが...)
特に引きずることなく消化できた様子だったので、ちゃんとじっくり寄り添うことって大事だなぁ と思ったのだ
その後夫か帰ってきたら、
「トト、紙ヒコーキの折り方教えて」って自分からちゃんと言えてた(涙)
夫:いいよ、うーちゃん紙持ってきて。
まず三角さんね...
< 一緒に折る娘 >
その後、ピューーンと飛ばして遊んでおりました
一件落着
≪ 完 ≫
私が何も言わずとも、間に入ることもなくとも、
自分から「折り方教えて」って言えた娘の成長を垣間見た。密かにじーーんと感動した母でありました。
おしまい
過去の事件簿≫ 芋掘り事件簿
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忘れた頃に、大きく育ってあなたのもとにも還りますように🙌🏼