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発達障害の私の居場所は性風俗の世界でした。
19歳から25歳までおよそ6年半、性風俗の世界でお世話になった。
ある時期は学生をしながら。
ある時期は昼職をしながら。
ある時期は風俗メインで。
発達障害の私の居場所は、性風俗の世界だった。
私は幼少期から目立って落ち着きがなかった。
場にそぐわない言動を繰り返したり、衝動的な行動が多くケガが絶えなかったりと、発達障害の特性が顕著だった。
聴覚の障害も合併しており、聞き落としも著しく多か
自傷も売春も一度やってしまったら元の自分には戻れない
完全昼職復帰をして数年が経った。
表面上は無難な勤め人として社会に紛れているけれど、ほんとは今でも、自傷をしたい衝動や、色街に出稼ぎにいきたい衝動に駆られるときがある。
自傷も売春も、最初は勇気がいるけれど、一度やってしまったら次からは安易に出来てしまう。
もう元の自分には戻れない。
手首を切ったときの脳のスーッとした感覚はくせになる。リスカをすると痛覚で脳内麻薬(エンドルフィン)が出るの。
消えない夜職アイデンティティは郷愁に似て
かつて働いた色街を歩くことがあります。
そこを通ると懐かしさとか切なさとか色んなものが混じった気持ちが込み上げてきます。
それは郷愁に似た感情。
私にとって19歳から25歳まで6年半お世話になった性風俗の世界は、実際に生まれ育った故郷よりもはるかに故郷のような存在です。
どうしてか。
それは本来であれば、子供のときに家庭や学校や地域において育まれるはずの自己肯定感を夜の世界に来て初めて得たか
夜の世界に染まった人特有の崩れた雰囲気に安心感を覚える
私の性癖。
表現が大変失礼でごめんなさいなんだけど「夜の世界に染まった人特有の崩れた雰囲気」のある人にすごく惹かれる。
そういう人の近くにいるとほっとする。
夜の世界を経て昼職一本で生きている今、ずっと陽の当たるところで生きてきた人が持つある種の無垢さがまぶしくて、それがときにしんどいから尚更ほっとしてしまうのかもしれない。
裏社会をくぐり抜けてきた人は深みのある人が多くて好きだ。
身体を売るようになったあの夏
暑さが増してくると、ふと思い出す。
身体を売るようになった10年前のあの夏を。
* * *
2012年、大学生だった19歳の私は、風俗の世界に飛び込んだ。
平日は、学業や昼のバイトに励み、土日になれば、大都会の風俗街に出てきて身体を売る生活をするようになった。
「この人は心を病んだ経験があるんだろうな」と気づくとき
初対面の人と話しているときにふと
「この人は心を病んだ経験があるんだろうな」とか
「この人は身体を売った過去があるんだろうな」とか
気づいてしまうことがある。
そういう話題に触れたわけではないのに、その人の醸し出す雰囲気になんとなくピンと来る。
その人が今は明るく振舞っていたとしても、その奥に何かがある(あった)んだろうなという感触を掴んでしまう。
どうしてなのかを言語化することは難しい。
あ
風俗の仕事で得たもの、失ったもの
こんばんは、多動と申します。
風俗のお仕事を上がって5年半が経ちました。
今日は「風俗の仕事で得たもの、失ったもの」を振り返りたいと思います。
得たもの①:健康風俗の仕事で得たものとして真っ先にあげられるのが「健康」です!
19歳のとき悩まされていた過換気症候群が、風俗で働き始めたらすぐに治りました(笑)
過換気症候群というのは、呼吸が暴走して自分でコントロールできない状態に陥り、次第に指先
性風俗産業は職業なのか搾取なのか福祉なのか
性風俗産業は職業なのか搾取なのか福祉なのか。
度々発生するこの論争。
某著名人の発言がXで炎上したことでn度目の論争が沸き起こっているので、実際に風俗で働ていた一人の人間の雑感をひっそりと書き残しておく。
まず風俗嬢とひとくくりにいっても働くモチベーションも置かれている状況も千差万別すぎる。高級風呂屋なのか激安デリヘルなのか。サービス業の意識を持って働いているのか小遣い稼ぎ感覚で働いてるのか。