季節の手仕事 紅生姜
こんにちは、TSUMUGIのようこです!
葉山のコミュニティハウスで行っている季節の手仕事。
9月は、紅生姜の仕込みをしました。
生姜は出雲SP!CE LAB.の山田さんが育てているものを、梅酢は6月の手仕事で梅干しをつけたときのものを使用。自分たちの手で作り出したもので、また新しいものを生み出せることの喜びをひしひしと感じます!
丸ごと漬ける 紅生姜
材料
・新生姜 1kg
・塩 30g ※約3%
・梅酢 生姜がひたひたに浸かるまで
1. 新生姜は皮をむかずに、根元から切り分けて、汚れを綺麗に洗います。
※新生姜ではない普通の生姜(ひね生姜)を使う場合は、皮をむいてから作ってください。
▲土をゴシゴシ落とす作業は一苦労。でも、メンバー同士でお喋りしながら作業をしていたら、あっという間に終了!
2. 容器に生姜と塩を入れてよく馴染ませ、24時間漬け込みます。
※時間がない場合は1時間〜でも。この日も1時間くらいでした。
▲生姜の香りが漂います〜
3. 生姜を取り出し、天日で一昼夜、干します。天日で干した方がカビが発生しにくくなります。
その後、一晩乾燥させたものを梅酢に漬け込みます。3〜4週間ほどたち、中まで色が染み込んだら完成です!
ちなみに、今回は時間がなかったため、すぐ梅酢に漬け込み、後日天日干しをしました。
▲梅酢からも、とってもいい匂いがします。今日の作業は一旦ここまで!
ゆっくりと、時間をかけて生み出す
TSUMUGI の季節の手仕事はその日に完成しないものばかり。むしろ、できあがりには1ヶ月から数ヶ月かかります。
でも、ゆっくりとした時を経てできあがるものは、美しく、そして、おいしい。
日々の暮らしの中で「時短ですませたい」「早く結果を出したい」と思うことも多くありますが、「時間を使ってゆっくり育てる大切さもあるんじゃない?」と、季節の手仕事の時間は気づかせてくれます。
▲後日天日干しした生姜。梅酢がしっかり染み込んで、あざやかな赤が美しいです。
紅生姜には小生姜を使いました!
生姜の生産者である出雲SP!CE LAB.の山田さんから、送ってくださった生姜について、メッセージをいただいています。
生姜には大まかに
・大生姜(お多福生姜)
・中生姜
・小生姜
という種類があって、文字通り大きさが違います。
大きさが大きいほど、収量が多く、また洗うのも楽なので農家さんに育てるのを好まれます。
また、繊維が多いので、擦って使うのに向きます。
スーパーで買った生姜を擦ると、最後、繊維がたくさん手元に残る、アレです。
基本的によく見かける生姜はこの大生姜になります。
僕らが育てる生姜は小生姜で、小ぶりで、収量が少なく、また生姜が土の中で入り組むので、洗うのがとても大変です。
その反面、繊維が少ないので、そのまま食べるガリや紅生姜などは、この小生姜が向いているとされています。
一般的に、ですが。
こういう背景があるので、ガリや紅生姜などを大生姜で漬ける時に、食べやすいようにスライスしたり、千切りにしたりして漬けることが多いです。
そして、今回送る小生姜は新生姜で繊維が柔らかいので、丸々漬ける紅生姜なんか面白いかな、と思ってました!
貴重な小生姜の新生姜で作った紅生姜は、冬の共給共足BOXにてメンバーのもとに届く予定です。
できあがりが楽しみですね!
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