アーユルヴェーダに出会って変わったこと~ワータ(風)不調:乾燥・冷え・体重減少:ワータと仲良くする為に~
アーユルヴェーダを勉強してから私の不調ってほとんどワータ(風のエネルギー)の乱れからきているってことに気が付きました。
主なものは<乾燥肌 冷え 体重の減少>
ワータの性質である乾燥性、冷性、軽性が体の中で高まってしまった為に
乾燥肌、冷え、体重減少という形で体に出てしまっていました。
そこでワータを下げるために乾燥性、冷性、軽性と反対の性質
油性、温性、重性のものを取り入れ(ワータを下げたければワータと反対の性質を取ります。同じ性質のものを取るとワータが更に上がります。)、
味は甘味、酸味、塩味を積極的に取り入れました。(辛味、苦味、渋味は反対にワータを上げる味)
主にどんなことをしたかと言うと
1.朝に野菜スープを飲む(温性)
2.ギーを食事に取り入れる(油性)
3.ナッツを食べる(油性)
4.デーツを食べる(甘味) ※ドライフルーツのデーツは乾燥性なので食べすぎ注意
5.生野菜をやめる(冷性)
6.グラノーラやドライフルーツを控える(乾燥性) など
他にも時間がある日にはオイルマーッサージをしたり、意識的に白湯を飲んだりしました。
ここに書いていて感じたことですが、やったことって本当にささいなことだなと思います。
でもこういう小さな習慣の変化によって劇的に不調が改善されたりします。
反対に言うと本当に小さな習慣が体に不調をもたらす可能性があるということです。
アーユルヴェーダを学んで良かったと思うのは不調を感じた時にそれが何故起こっているのかを自分である程度判断できること、そして自分で対処できること。
これによって悪化する前に症状を抑えることができるようになったのはかなり大きな変化だと思います
ワータを下げることを意識し始めて、上のように生活習慣を変えてどうなったかというと、
まず乾燥肌、
乾燥肌でどんなことに悩んでいたのかというと、
・体中がヒリヒリして痛い
・唇や指が割れる
・顔に粉がふく
・乾燥小じわが目立つ など
特に体が常にヒリヒリ痛いのは結構辛かったです。
お風呂上りに体を拭いた直後から肌が痛くなってくるので直ぐにボディークリームを塗らないといけない状態でした。
それがある日2日間ほどボディークリームを塗り忘れていることに気が付きました。
当時の私にとってボディークリームは必要不可欠のもので塗り忘れるなんて考えられませんでした、でもある日突然必要としなくなっていました。
そのことに気づいたころから顔の粉吹きや乾燥小じわもだんだんと気にならなくなってきました。
もちろん小じわが無くなったわけではないですが、年齢的に無くなるなんてことはあり得ないので今は年相応だなと受け入れて、前のように鏡を見るたびにテンションが下がるというようなことはなくなりました。
冷えに関しては、今でもまだ手足は冷えています。
でもかなりマシになりました。
自分の手が温かいと感じることが増えたし、冷えていても手をこすり合わせるだけでかなり温かくなるようになりました。(以前はこすり合わせても全く温かくなりませんでした・・・)
去年は夏の間もサンダルで出かけるなんて絶対に無理だと思っていましたが、今年は1度サンダルで出かけましたが普通に過ごすことができました。(やっぱり冷えが怖いのと楽なので基本的にはスニーカーですが)
去年の冬は寒さに負けて引きこもる日が多く、北海道に流氷を見に行く計画も寒さが理由で断りました・・・でも今年の冬はアクティブに活動できそうな気がしています。
せっかく四季がある日本で生まれ冬には冬の美しさがある、それをちゃんと楽しみたいと思っています。
最後に体重の減少ですが、ある時から自分では食べているつもりでも何故か体重が減っていくようになりました。
これもワータの悪化ともう1つ消化力が落ちていたことが原因となっていました。
アーユルヴェーダでは正常な消化力があればきちんとした体の組織が作られると考えますが、私の場合は消化力が落ちていた為、消化、吸収、そして体の組織を作るというプロセスが上手く機能しておらずそれが痩せへと繋がっていたのです。
ワータを下げることそして消化力を上げることを意識してから段々と体重が増えるようになり、感覚的にも食べたものが自分の体やエネルギーになっていることが分かるようになりました。
痩せていることがまだまだ良いとされている社会の中で私もそれなりに体重は気にして生きてきました。
でも自分が意識していないところで体重が減っていくことには怖さを感じました。
もちろん人それぞれ体質は違いますし、当時の私と同じ体系でもその人の体質に合っていればそれでいいと思いますし、数字だけでは決められないものだと思います。
でも私自身は痩せていくと同時に体から活力がなくなっていることを感じていたし、疲れやすくなっていることも感じていました。
私にとっては健康的な体重ではなかったということです。
今は食べたものが体の組織になっている、毎日を生きるためのエネルギーになっていると感じることができて嬉しく思っています。
ワータは1番乱れやすいと言われているので私と同じような不調を感じている方は多いのかもと思っています。
これからの季節、一段と寒さと乾燥が増していく中で外界ではワータのエネルギーが高まってきます、そして私たちの体はその影響を受けます。
ワータのエネルギーを乱さない為にも1番身近な食を、重いもの(お芋やご飯)、油性のもの(お肉のスープやナッツ、ギー)、温かいものを意識的に取ることをお勧めします。(もちろん消化力とも相談しながら^^)
反対に軽いもの、乾燥したもの、冷たいものは控えめに。
途中でも書きましたが、アーユルヴェーダは毎日を快適に過ごす為のささやかなヒントを与えてくれます。
今不調を感じている方は1つでも2つでもできる範囲で習慣を変えてみると気づけば大きな変化になっているかもしれません。
私もちょっと気を抜くとまたワータが乱れるので自分の体を観察することを忘れずにワータと仲良くしていきたいと思っています。