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作ってみないと何が大変かなんてわからない。 だから、作る。 ともすると時間に追われる時…

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作ってみないと何が大変かなんてわからない。 だから、作る。 ともすると時間に追われる時代ですが、時間をかけたり、手間をかけて得るものもあると静かに思う日々です。 「生活する」と言うより、「暮らす」と言えるように、毎日心が大きく息を吸う瞬間を見逃さないでいようと思います。

最近の記事

白、黒、グレー、紺、茶色に水色と緑、それとひと匙のルール

最近、気に入っている服がある。 フリマアプリで見つけた。5回ほどしか着用していないものだという。定価の40%オフくらい。 肩幅、身幅、着丈。 おおよそ自分に合うサイズであろうとイメージして、譲っていただいた。 丈の長い白のトップス。 手持ちのパンツに合わせるスタイルが着心地もよく、今の自分の感覚にフィットする。 トップスは白。 ボトムスは黒、グレー、紺。 バッグには茶色も。 差し色として水色、緑。 今年に入り、身につける物はこの色味の物に絞っている。これが衣類の管理にとても

    • 本当の支出の見直しの起点となることを願って。そして戒めとして。

      エプロンの紐がほつれました。 持っていたリボンを当て布にして、赤い糸で繕いました。 それが不思議なのです。 買い物・消費が日常になっている私が、ほつれたエプロンの紐を見た時、咄嗟に新しい物を買おうとは考えず、どうやって繕うかを考えたことが実に不思議なのです。 遡ること昨年の12月29日。 聞き流していたYouTubeから断捨離のメリットが聞こえてきました。折しも大掃除期間に突入していた我が家。私の闘志に火が灯った瞬間でした。 そこから捨てて、売れるものは売って。時期によって

      • どちらでもお好みに

        好きな服を着る 気に入りのアクセサリーを付ける 心地いいメイクをする 各々好みも価値観も異なる。 他の人から見てどうかではなく、自分が心地いいかで決めれば良い。 毛穴レスな陶器肌がいいか、毛穴は隠しきれなくても軽い質感の肌がいいか。どちらでもお好みに。 美白が好きで日に当たらないようにするか、日焼けしてもいいから日に当たるか。どちらでもお好みに。 流行の服をシーズン毎に買って楽しむか、はやりに関係なく自分の気に入りの服で過ごすか。どちらでもお好みに。 出勤に間に合う時間まで

        • 希望に負けた

          これまで絶望に打ちひしがれたことが幾度もある。 受験での不合格 素敵な女性に出会った彼がわたしの元から去った 職場での不条理 濡れ衣 健康不安 不和 もう思い出せない絶望の山。その度に、自室で一人叫び狂うほどだった。こんな人生なんてなくていい。なんで生まれてきたんだろ。今となれば親に謝らなけばならない呪いの言葉が頭の中に充満したものだ。 そのときでも、命を落とすニュースを見るたびに心が痛んだ。亡くなるなんて。これから先に楽しいことが待っていただろうに。 自分も同じだ。

        白、黒、グレー、紺、茶色に水色と緑、それとひと匙のルール

          買う、をやめたい

          断捨離をした。 昨年の年末に断捨離を勧める動画を見て一念発起。やるしかない。 途端に45リットルのゴミ袋3つが満杯になった。 冬があけた後も気分が高まるタイミングで数回の断捨離。 主に衣類や服飾小物を手放した。 捨てるにはしのびない物をいくつか引き取っていただいたりもした。 まさに身につけているものではないが、所有を手放すと身が軽くなるのを感じた。 が、人間とは愚かなもので、また美しい物に惹かれては購入を繰り返す螺旋に突入している。 以前よりも緩やかで、方向性は整ってはい

          買う、をやめたい

          これまでの人生に惜しみない拍手を

          昨日のことです。 ふっと湧き上がった、この仕事に一片の悔いもないという思い。 きっかけなどないのです。 一日の仕事が終わりかけた夕方、日が沈むのを大きな窓の光が暗くなることで感じながら思いました。 13年の職歴、私の職種からすれば中堅でしょうか。 むしろ一人前なんてない職種のような気がいたします。 見渡せばまだまだ先に広大な知識と経験の丘陵が広がっているのが分かります。 道半ばのこの地点で、私は携えてきた荷物を置いていこうと思うのです。 人一倍無理をした時期もあったことはむ

          これまでの人生に惜しみない拍手を

          身軽に小粋に

          パリジェンヌになりたい 「真っ赤な口紅をつけて、スリムなパンツスタイルにサラッとコートを羽織り、フランスパンを紙の袋に入れて気分良くパリを闊歩する」 そんなイメージ。 真っ赤な口紅 自分に似合うものを堂々とつける。 スリムなパンツ スリムな体型を維持できているのはセルフコントロールができているから。 サラッとコートを羽織る 気負わない服装。 気分良く闊歩 ご機嫌でいるのは自分の暮らしに納得している証拠。 どれも難しい。 人の目を気にする性質があるのは私だけか。異端で

          身軽に小粋に

          新しい、古い、それぞれの意味

          どこで何を買うか。 選択肢は実に多い。 自分でお金の使い道を選べるようになった思春期の頃、煌びやかなショッピングセンターは何時間居ても飽きなかった。 20代になり、キレイな服には目がなくてネットショップを連日のように見続けた。 一人暮らしをするために新しい家具を買いもした。 ずっと真新しい物に目を奪われてきた。 中古の物を売っている場所に行ったことがなかった。 初めて中古の物を買ったのは、軽自動車。 新車を買うだけの財力は無く、手の届く範囲で可愛い軽自動車を買った。中古車

          新しい、古い、それぞれの意味

          人が透明になる過程

          産声をあげ、笑うようになり、立ち上がり、家族だけの世界から飛び出して学校に通い、守られている状態から段々と肌が社会に近くなる。社会に出て、ついに庇護の皮が全て剥けて剥き出しになった私たちは、世の中には実にいろんな人がいることを知る。 近しい経験を共有してきた学校という集団から巣立ち、育った地域も年齢も社会での経験値も様々な社会という集団に身を置き、人の醜い面を知る。思いつきもしない否定、理不尽に閉口しつつ、ときに納得のいかない同調、ときに笑顔、ときに静かに拳を握りながら幾年も

          人が透明になる過程

          まだ背中は見せられない

          人生を模索している。 学生時代は進路に悩み、その後も恋愛、人間関係、仕事、将来に対するただ漠然とした不安…何十年と悩み模索している。 検索し過ぎたのか、スマホがおすすめしてくるコラムや動画は人生の教訓に関連するものが多い。 Q.若い頃の自分に伝えたいことは? 心配し過ぎないで。 臆病にならないで。 やりたいことをやりなさい。 そう言われても。 将来はもちろん心配で、考えては臆病になり、やりたいをやるために一歩踏み出す勇気は出ない。 私にも家計のためにお金を稼ぐ責務があるか

          まだ背中は見せられない

          何者にもなれなかった自分

          私にはプライドがあります。 ときにプライドが顔を出して、いらぬひと言を発することがあります。 内心「私だって。」と思っている自分が恥ずかしいものです。自分がすごくないことを誰よりも知っているし、本当に中身や実力がある人との差を知っているのに、「私だって」…そんな気持ちが湧き上がります。 そう思うのは、 自分だって努力したことを、 自分だって無理をしてまで取り組んだことを、 自分だって困難だとわかっていることに挑戦したことを、 誰よりも知っているからだと思います。 努力したし、

          何者にもなれなかった自分

          色の黒さは七楽表す

          色の白さは七難隠す 日本は美白の時代。 そんな中、私は日に当たるのが好きです。 美白を目指した時期もありましたが、 思いっきり日に当たりたい気持ちが勝ちました。 10年後、20年後にシミもシワも増えること間違いなし。 すでにシミが出ているのも認めます。 海に行って日焼けするとかではないんです。 日常の中で日に当たらないといられない。 仕事の昼休みにも、できれば日に当たりに外に出たい。 日に当たって、気持ちいい! ただそれだけ。 外でのびーーーーっとして立ってるだけとか

          色の黒さは七楽表す

          日の出と共に目覚める

          日の出と共に目覚めたいのです。 そして、日没と共に眠りにつきたい。 きっと原始人の時代よりももっと近代まで、人間はそうやって暮らしてきたのでしょう。 エジソンが電球を発明して、人間の「1日」という概念が大きく変化しました。 夜でも明るい灯りの元で読み書きができる 画期的であったはずです。 そのために1日の中の「夜」という時間帯が大きく変化し、生活スタイルも様変わりしたのでしょう。 その恩恵を受けて久しい現代に生きていて、思うのです。 日の出と共に起きて、日没と共に眠りたい

          日の出と共に目覚める

          お弁当をお弁当さんと呼ぶこと

          私にとって、お弁当を作ることは懺悔です。 仕事のある日、 お昼ごはんに何を食べるか。 ・お店に食べにいく ・コンビニやお弁当屋さんで買う ・準備して持って行く どの選択肢にもメリットがあります。 お店に行ったり買ったりするのは、その時に食べたいものを選べて、朝に準備する手間がかかりません。朝に時間もとられない。 仕事に忙殺されている人にとって、朝にどうしても時間がとれない人にとって、とてもありがたい選択肢です。 そして、お弁当を準備して持って行く利点は、お昼休みに出か

          お弁当をお弁当さんと呼ぶこと

          作る理由

          はじめまして this_life_tsukuru(作る)です。 作ることに興味があります。 ふつうの暮らしをしながら、ときどき何かを作ってみる夫婦の妻の方です。 普段はお弁当さんを作り、野菜を育て、たまにパンを作って、1年に1回お味噌を仕込みます。 「作ってみたい」 と最初に思ったのはパンでした。 小麦粉とイーストが必要なこと以外は何も知らない。 どの工程もわからない。 焼けたパンはあまり膨らまず、それでもしっかりとパンでした。 私の祖母はハイカラな人で、戦後復旧の時代