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山本周五郎が止まらないっ!〜「さぶ」読んでみた

⚠ネタバレあります⚠

⚠文学という物を知らない人間の記事です
⚠文学という作品を、それを書いた人を、それを好きな人をディスっている訳ではないのです
⚠知らないので文学と仲良くなりたいのです
⚠全編、私の独断と偏見による勝手なイメージ、妄想で色々書いてます



noteの叡智である皆さんに聞きたいんじゃけど……


これは……
「文学」なん?

私の思い描く「文学」とだいぶ違うけど?
私の今までのいくらかの「文学」の感想は…… 

「フムフム……え?なんでそうなる?」
「フムフム……なんで面倒くさい方にばっか進む?」
「えっ……結局何が言いたかったん……」
「や……何か主張したい訳じゃないんか?」
「あー……何方でしたか……文学は表現を楽しむって言ってたな?アレ……か?違うか?」


9割方……謎!


っていうのが多かったので。



江戸下町の表具店で働くさぶと栄二。男前で器用な栄二と愚鈍だが誠実なさぶは、深い友情で結ばれていた。ある日、栄二は盗みの罪を着せられる。怒りのあまり自暴自棄になり、人足寄場に流れ着く栄二。人間すべてに不信感を持つ栄二をさぶは忍耐強く励まし、支える。一筋の真実と友情を通じて人間のあるべき姿を描く時代長編。

えっ……
こんな……
こんな面白いん!?

人情、復讐、成長、BL、友情、恋愛、BL……

全部……
全部パッツパツに詰まってるやん!

ら……
ラノベ感覚で読めるっ!!
(最高に褒めてる)

はじめまして、山本周五郎先生っ!!
名前だけはふわっと
そりゃもう柔軟剤レベルのふわふわさで知ってた……

これが「文学」なら……
これが「文学」であるなら……

「文学」超楽しい!!


何で私がこれを読もうとしたか……

瀬尾まいこさんの「図書館の神様」に
こんな場面があったから。

垣内君が『さぶ』について意見を聞いてくる。

「『さぶ』って同性愛者専門の雑誌でしょ?筋肉質のホモが主役じゃないの?」

「いえいえ。『さぶ』は山本周五郎の小説です」。

その夜、何年ぶりかに読書した。なぜか泣いていた。深夜、垣内君に電話をしてしまった。

「『さぶ』を読んだのね。うん、面白かった」
「わかりました。よかったです」

電話のあと、もう1度『さぶ』を読む。

いやー……
こんな話だったとは!!

物語は二人のやり取りから始まる。

雨の中、奉公先でぽんこつぶりを発揮し、おかみさんから出ていけと言われるさぶ。
それを懸命に止める栄二。

(あらー……男子のピュアな友情……嫌いじゃないぜ……)

初手からまあまあ心を掴まれる。

ある時、栄二が言うんだ。

「どんな店がもてるかわからねえが、二人で一緒に住み、おめえの仕込んだ糊で俺が表具でも経師でもりっぱな仕事をしてみせる、お互いにいつか女房をもらうだろう、そして子供もできるだろうが、それからも二人は離れやしねえ」

「いつまでも二人で一緒にやって行って芳古堂に負けねえ江戸一番の店に仕上げるんだ、おれはこう考えているんだが、おめえはどう思う?おれせとやるのはいやか」


一番お気に入りの台詞DEATH!!

こんなん……
こんなん……

プロポーズですやん!!!


そして。
働き始めてそのまんま……
うまく行くんかと思いきや、そんな訳はなく。


わあー……しっかり、嵌められて、アンタ!!


自分不器用ですからを地で行く男、栄二。
ドジでノロマな亀を地で行く男、さぶ。

この対比……
素晴らしいな?

お互いを大切に思い合い深い所で繋がり合って……

そうね、例えるなら……

信と嬴政……
(信と漂でもイイ)

既に実写されてるみたいじゃけど……

はらつくね脚本による
はらつくね監督による

実写であるならば……

栄二→吉沢亮くん
さぶ→山田裕貴くん

でどうですかっ?

(欲望に満ち満ちている)

つくねの心象(?)風景


ダメだー……
止まんねえ!
(感想が)

論文になるゥゥゥーーっ!
(妄想が)

多分、栄二の方がさぶの存在に救われてる感じがするのなんてもう……

バナナ・フィッシュ!


こちらはアッシュと英二!マジで名作なので読んで欲しい!


チャララララッラッラ〜ン♪
つくねはけいけんちを50てにいれた!
レベル7になった!

レアアイテム

なんつーか……文学ってBL要素多めじゃね?腐女子は世界の果てまでイッテK!

をてにいれた!




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はらつくね
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