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「疲れのサイン」を見逃さず、ストレスで病気になるのを防ぎましょう

以前、Xで「私の疲れのサイン」をご紹介しました。どうしてこういった症状が出るのか、科学的根拠のあるものもあれば、そうとも言えないものもあります。

でも、体調を崩す前にはこのような症状が現れていると分析しています。「体が熱いな~、ちょっと寝不足かも。今日はいつもより30分早く寝よう」「胃が痛い。そういえばこの連休食べ過ぎていたから、お昼は雑炊にしておこう」そんな風に、体の異変をキャッチして、早め早めの対応をしています。

同時に、まわりの人はどんな疲れのサインがあるのか知りたく、問いかけもしてみました。6名の方にご回答いただきました。noteへの掲載を承諾していただいた上で、ご紹介させていただく運びとなりました。ご協力いただいたみなさん、誠にありがとうございます!

私のお疲れサインは『口数が減ること』。疲れているとコミュニケーションを取るのが辛くなります。オキシトシン的幸福を無くしそうなので、お疲れサインが出ている時は早寝をしてます。

•ぶつぶつひとりごとを言うようになる •身体が重い •スマホを触る時間がすごく長くなる •すぐイライラする •胸が痛くなる •息苦しくなる •頭がいっぱいになる •決められなくなる •笑顔が出ない

私はイライラして、音に過敏になってしまいます。

言葉が出てこない、迷う、筆圧が強い、文字が書けない、いい間違う、頭の中があれもこれもとなる、貧乏ゆすりがでだす、笑えない、顔が面になる、朝辛い、などなどです

私の疲れのサインは、食事の量が減ること、怒りっぽくなること、ゲームが多くなることです。肩こりもあります。 空を見上げたり、深呼吸したりを意識します…疲れを溜め続けると突然倒れることになりますよね、気をつけたいです。

私は光に過敏になる、冷えを感じる、想像が悪い方悪い方へと傾く、ですね

いかがでしょう。ご自身で思い当たる症状はありませんでしたでしょうか。私もこちらを見て「そういえば、優柔不断になったり、食事量が減っているときは、体調を壊しやすいな。用心しなければならないサインのひとつとして覚えておこう」と思えました。

よく体調を崩してしまうという方。これらのサインを覚えておくと、倒れる前に踏みとどまることができますので、ぜひ参考にしてみてください。

さて、今回は「なぜストレスで病気になってしまうのか」についてお話してみたいと思います。

ストレスは人間にとって必要なものだとも言われています。なくす必要はありません。けれども、慢性的に強いストレスを受け続けているのは、心身ともに危険な状態だと言えます。

まず、疲れをためやすいのは、睡眠時間を削って自分を犠牲にするハードワーク型の人。睡眠不足は様々な病気を引き起こします。

睡眠不足や睡眠の乱れは、糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病やうつ、認知症など、様々な病気のリスクになると考えられています。例えば睡眠時間が7~8時間だと、肥満、高血圧、脂質異常症リスクが低くなり、睡眠が短くなるほどこれらの病気のリスクが高まるという報告があります。

薬と健康の情報局より引用

また、疲労感の強い人はストレスが多く、ストレスが多い人は自律神経が乱れとるといいます。これは、緊張状態が多いことを意味し、自律神経の緊張は血管にも影響。次第に血管が細くなり、血栓などが詰まりやすくなり、心筋梗塞などの重大な病気を引き起こしてしまうのです。

そして、慢性的なストレスを受けていると、ストレス緩和に役立つコルチゾールというホルモンが枯渇し、自殺願望すら抱いてしまうと言われています。

疲れを疲れと認めずに、気づかないふりをして放っておくことは、命にかかわるとも言えます。まずは、先ほど挙げた症状が自分にないか、振り返ってみてください。そして、いつも体調を崩す前、共通した症状はありませんか?それを書き出してみてください。

冒頭にも書きましたが、その症状は科学的根拠のないことかもしれません。けれども、世の中には科学的根拠のないことも存在すると思うのです。

過去に、抗がん剤治療で入院していた患者さんが、白血球が下がると毎回鼻血が出るということがありました。一般的に鼻血がでるのは、白血球ではなく血小板という数値の減少なのです。しかしながら主治医は言いました。「あなたにとってはそうなのかもしれませんね」と。世間一般的には違うかもしれないけれど、自分にとってはそうなのかもしれない…そんな考え方もあるんだと学んだ瞬間でした。

疲れがたまると自分はこんな症状が出て、そのあとガクッと体調が悪くなる。それを知ること。もっと言えば対処できるまで持っていけると最高です。心身を健康に保つために、知ろうとすることから始めてみてください。

参考図書


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【プロフィール】
築紫悠(つくしはるか)
看護師歴13年 産婦人科・新生児集中治療室・整形外科勤務経験あり。 周産期・周手術期・悪性腫瘍・終末期医療について深く学び、体と心の痛みを抱える患者・家族に寄り添う看護を身に着ける。否定しない指導で後輩育成にも従事。
自分を犠牲にしながら多忙を極めていたが、パートナーの闘病や子育てを通じ「本当の健康とは何か」を学び始め、退職を決意。 現在は家庭に重きを置きながら、オンラインナースとして「頑張りすぎて体と心を壊す人を減らしたい」というビジョンの下活動中。

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