昨年の秋、フランスで開催されたラグビーの第10回ワールドカップは、南アフリカが2連覇しました。
日本の決勝トーナメント進出が期待されましたが、惜しくも1次リーグで敗退しました。
人気も実力も高まった日本ラグビーですが、それを育てた「男」を初めて知りました。
昨年8月の成幸読書で届いた図書『知と熱 ラグビー日本代表を創造した男・大西鐵之祐』(鉄筆文庫)です。
成幸読書の紹介で、清水店長は
と述べていました。
出版社は、
との紹介で、大西氏を知っていたり、ラグビーの歴史などに興味がないと手に取らないかもしれません。
清水店長の注目する“合理と不合理の「際」”が何であり、どのような場面なのか、そして、大西氏がどのように「際」に向かっていったのか、興味をもって本書を手に取りました。
日本ラグビーを“世界に挑む”ものに成長させた大西鐵之祐氏の“熱さ”に打たれ、そして“精神”に震えました。
これからの日本ラグビーの見方が変わっていくような気がします。
そして、今の社会そして生き方を考えました。
お薦めの一冊です。
読書メモより
2015年9月19日、全世界に打電される正規の番狂わせが起こりました。
その日は、大西鐵之祐の没後20年目の命日でした。
大西氏が“精神と実力”を選手に与え、それを実らせ、通過点にしたのでしょう。
【関連】
◇大西鐵之祐(あの人に会いたい File No.393 NHKアーカイブス)
◇日本代表「ラグビーワールドカップ2015」南アフリカ代表戦 レビュー(日本ラグビーフットボール協会)