『京都祇園もも吉庵のあまから帖 6・7』(志賀内泰弘・著)
昨年末に、前作の『京都祇園もも吉庵のあまから帖7』(PHP文芸文庫)と『京都祇園もも吉庵のあまから帖6』(PHP文芸文庫)を手にしていました。
それぞれ紹介するのがよいでしょうが、最新刊も早く読みたいので、2冊を一緒に紹介します。
それぞれの図書紹介は、
とあり、もも吉の“言葉”を早く聴きたくなります。
もも吉の言葉は、登場人物(相談者)に向けたものですが、読んでいるあなたにとっての「金言・至言」が隠れています。
悩める者が相談に訪れる「もも吉庵」、そこで迎える「もも吉」は、
と、季節に合わせた着物、相手の“こころ”を優しく包む着物(姿)で迎えます。
【第6巻】の第一話では、女子高生 綾子が「冤罪を晴らす神社はありますか?」と訊ねます…。
女子高生の心に秘められたものは…。
第二話は、もも吉庵の角の席にいつもいる飼い猫“おジャコちゃん”の過去が…。
……
相談者が抱えていた悩みを聞き終え、もも吉は
と言い、語り出します。
その言葉は…。
常連をはじめ登場人物の言動が、これまでの話、出来事に関わっており、それを知っている(読んでいる)と分かることがあります。
けれども、一話ずつ完結した内容で、どこから読んでも“悩める人々の行動と心”に触れ、感じることができます。
第6巻、第7巻はもちろん、これまでの作品どれもがお薦めです。
【関連】
◇志賀内 泰弘(Facebook)
◇志賀内泰弘「京都祇園もも吉庵のあまから帖」シリーズ(PHP研究所)
◇『京都祇園もも吉庵のあまから帖』(志賀内泰弘・著)(2019/10/23 集団「Emication」)
◇『京都祇園もも吉庵のあまから帖2』(志賀内泰弘・著)(2020/10/04 集団「Emication」)
◇『京都祇園もも吉庵のあまから帖 4』(志賀内泰弘・著)(2022/08/24 集団「Emication」)
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