6月の成幸読書で届いた図書で、清水店長が「 この本、本当に面白かった。旅行会社だから、旅のことについて語っているんだけど、これ、人生の作法と言ってもいいんじゃないかな。」という『旅の作法』(エイチエス・刊)を、愉しく読みました。
著者は、鉄道会社、旅行社勤務を経て、有限会社ベルテンポ・トラベル・アンドコンサルタンツを創業し、障害者や高齢者の旅をサポートしています。
そうした旅と旅行者、その出会いや思いが語られています。
最初、はじめにあたる「旅の作法」で、著者が主宰している旅行倶楽部の旅人心得を、
と 8つを載せ、それぞれを解説しています。
旅の作法は、誰かに押し付けられるものではなく、旅人の心の奥底から湧いて出てくるものだと述べています。
そして、「86歳のパラグライダー」の旅に出かけます。
身体の障害や高齢などで、旅に行きにくい方々が、当たり前のように旅に出られる世の中を目指しての提言です。
バリアフリーについて、その理解を深めてもらうために、カレー屋に例えて話をすることを紹介していました。
障害者用、高齢者用と用意していることで“良し”とされてしまっているが、当たり前の“選択肢”が与えられていません。
知っている、分かっているつもりでしたが…。
旅をして、読書をして、人に会い、視座を広げるヒントが溢れてています。
若者にお薦めの一冊です。
読書メモより
【関連】
◇高萩 徳宗・ベルテンポ (@beltempo_taka)(Twitter)
図書と一緒に届いた冊子『清水克衛の成幸読書』の解説にある「読み合わせにおススメの本」は次の本でした。
【読書のすすめ「成幸読書」】
☆最近紹介した本
◇『高校生と考える21世紀の突破口』( 安藤宏 他・著)(2023/06/14)
◇『不思議の国 ニッポン』(ヤマザキマリ・豊田有恒・著)(2023/03/29)
◇『小さき者たちの』(松村圭一郎・著)(2023/03/05)
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