『続 窓ぎわのトットちゃん』(黒柳徹子・著)
アニメ(映画)もあり、再び話題の“トットちゃん”の続編『続 窓ぎわのトットちゃん』(講談社・刊)です。
出版社の紹介に、次のようにありました。
前作が“面白いこと”を書こうとした作品というより、家庭や周囲の環境、そして“個性”が、恵まれておりぶっ飛んでいたことが、読者が“受け入れた”ものだったと思います。
本書では、子供時代から女学生、社会人と育っていくなかで、戦争があり、激変した環境での暮らしが語られています。
隙間だらけ…、ランプしかない…という小屋を、ママは「…○○なんて素敵ね」とトットに言います。
こうしたママ、家族との暮らしが、トットの個性を育て、生きる力を育んできたと思います。
どこを読んでも、恵まれて、ぶっ飛んだ“トットの暮らし”があり、それを笑い、涙してしまいます。
本書に綴られるトットちゃんの感覚と行動、ママの言葉と行動、そのすべてが魅力にあふれています。
今の苦しみ、これからの災害、災難や苦しみ、そのすべてが「…○○なんて素敵ね」と思えるような気がします。
みなさんにお薦めの一冊です。
【関連】
◇黒柳徹子 公式ホームページ トットちゃん
◇映画『窓ぎわのトットちゃん』公式サイト
◇映画『窓ぎわのトットちゃん』公式アカウント(@tottochan_movie)( X )