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詩|何か、の存在
朧げな光がこぼれる25時の上弦の月
優しさの在処を教えてくれていたのに
半分にわれた綺麗な形をなぞるだけで
冷たい指先のふるえる音を聴いている
不安定だった心は頼りなくて
しがみついていないとだめだった
いつも忘れ物をしているみたいに
何かが足りなくて心細かった
自分の足で立っていないからなおさら
何かに寄りかかったままの人生なんて
意味がないとか無駄だとかそんなこと
わかったような顔する方が嘘だと思う
安心という手触りをずっと探している
確かな温度を感じて取り戻せる何かを
何か、の存在 / 月乃
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そしてホットココアにはハチミツを♡