「不惑」を問い直す
主に読書記録です
そして、覚え書きです
佐渡島庸平『観察力の鍛え方 一流のクリエイターは世界をどう見ているのか』(SB新書) 新書 2021
※このページの出典は全て上記書籍です。
著者について
著者は編集者の方ですね。
そして、自分と同世代の方です。
いきなり脱線ですが、以前は本を読むと、ほぼほぼ人生の先輩のものだったのですが、最近は同世代の方や、あくまで生活年齢だけですが後輩の方々のものが増えてきました。
自分もいくつか本の原稿を書きましたが、単著ではないので、ただただすごいなぁと思うばかりです。
この書籍は、「観察」の重要性、「観察」をする上でどのようなことが起こっているか等が、筆者の編集者としての事例を元にわかりやすく述べられています。
そして、あくまで自分の感想ですが、急に(笑)第5章で核心に迫ってくる、そんな印象でした。
とても刺さった部分を引用します。
何だか、今このタイミングで、この文章に出会えて良かったと思いました。
まさに自分の30代をふり返ると(まだ終わってないですが笑)、正解を追い求めて、がむしゃらに突っ走ってきた、そんな気がするからです。
特に、2021年に学会誌に掲載された論文は、自分が就職したときからぼんやりと思っていたことを仮説とし、実践、統計を介して効果を明らかにし、一定の理論化を経てカタチにしたものでした。(共著の先生の力をかなりお借りしました)
いわば、10年以上に渡り、追い求めてきた正解にたどり着いた訳です。
そのため、どこかあいまいなものが許せなかった面が多々ありました。
どんなものであっても、必ずといっていいほど、根拠となる法令や理論を漁っていました。
ただ、今現在思うのは、それも正解の1つではありますが、例えば自分が論文化した「社会科教育」というカテゴリーにおいても、他にも正解と言われるものは多々ある、ということです。
カテゴリーを「授業」に広げれば、さらに正解は多様になるでしょう。
「教育」に広げれば…
と、いうわけで、ある程度力を入れて研究してきたものであっても、それは自分が向き合ってきたものの結果であって、世界の絶対にはなり得ない。
それを肌で感じていたのが2021年の後半、そして年末のタイミングでこの表現に出会え、とても腑に落ちました。
さて、「不惑」の40が足音を立てて近づいて来ています。
本当の「不惑」に近づけるかどうか、試される1年なのかもと感じました。
とりとめのない記事ばかりで申し訳ないです^^;
最後までお読みいただきありがとうございました★
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