Tsukasa

写真について考える。読書と音楽とコーヒーとアートと柴犬が好き。社会学と哲学は学び直し。「徳島スダチボーイズ」所属。「新町カウントダウン」元代表。「サンタがおうちにやってくる! in 小国郷」代表。徳島→香川→愛知→広島→熊本

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写真について考える。読書と音楽とコーヒーとアートと柴犬が好き。社会学と哲学は学び直し。「徳島スダチボーイズ」所属。「新町カウントダウン」元代表。「サンタがおうちにやってくる! in 小国郷」代表。徳島→香川→愛知→広島→熊本

最近の記事

ボクヤの空、ASOの夏。

阿蘇という地域では、牧野(草原)が人の営為によって1000年以上も育まれてきている。 この地域に暮らしてきた人たちだからこそ、大事にしているものもあるのだろうと思う。 牧野の空、阿蘇の夏。

    • CCDセンサーに記憶する夏。

      近所のガソリンスタンドでの混雑。 敷地内では従業員が車列の整理をしている。 今日は洗車が目的だが、どうやらそれももう少し待つらしい。 見上げた夕方の空には入道雲。 車から降り、カメラを構えてシャッターを切る。 車内では小沢健二の「天使たちのシーン」。 贅沢な13分だなと思う。 この夏はいつまでそこにいるのだろう。 CCDセンサーに記憶する夏。

      • GX100はGRのオルタナティヴ足り得るか?

        コンパクトさと写りの良さで人気のGRシリーズ。 GR degitalでもなく、GX100を所持しています。 センサーサイズはGRシリーズのAPS-Cよりも小さいものの、焦点距離もズームが可能なので、スナップでも自由度が高く撮ることが可能。 製造年代なりのオートフォーカスの速度はありつつ、小さくて軽いことは最適解のひとつだなと改めて感じる。 ISOを上げるとしっかりノイズが乗るので、それもひとつの表現として許容できるのであれば、積極的に使ってもいいのでは。

        • 「えべっさん」こと十日恵比須神社での正月大祭スナップ。

          「えべっさん」と聞いて、ピンと来る人はどれくらいいるのだろう? 出身地である徳島には、商売繁盛・家内安全を祈念する「えびす祭り(通称:えべっさん)」が存在する。 毎年1月9日~11日までの3日間、徳島市通町にある「事代主神社」に参拝する。 どうやら関西を中心にある文化らしく、大阪や兵庫が有名らしい。 2023年から2024年の年末年始は九州で過ごしてみたものの、「そういえばえべっさんに毎年行っていたけれど、九州でもどこかにはあるのだろうか」と思ったことがきっかけだった。

          木と写真とデザインと|シリーズ「森と共に生きていく」

          「自然に囲まれた長閑な田舎の風景」 ここ小国郷を見てそう思われるでしょうか。 移住してきた私自身はそう思っていました。 しかし、町の全面積の約8割にあたる森林、それらは本当に全てが「自然」でしょうか。 小国町森林組合の方によるご説明から、そんな問いを突き付けられました。 人の手によって整備・保全がなされ、多様性と生命力に満ちた「250年の森」。 一方、人の手によって植樹されても管理されず、木材としての行方も失って寂寞とした「死の森」。 そして、<森の民>として日々

          木と写真とデザインと|シリーズ「森と共に生きていく」

          春、燃ゆる。―阿蘇の野焼き

          ※特別に許可を得て撮影させていただいております。 南小国町ではまだ冬を感じる日が残る3月、各地域で「野焼き」が行われます。 「野焼き」は阿蘇の春の風物詩として挙げられます。 今回は特別に許可をいただいたので、野焼きの様子をお届け。 まず、「野焼き」に関してですが、阿蘇では1000年という単位で人々の営為として行われてきました。 見晴らしの良い押戸石の丘周辺。 この日は、連日の晴天と空気の乾燥、風の強さもあり、火の回りが早く一瞬で燃え広がった。

          春、燃ゆる。―阿蘇の野焼き

          クリスマスアドベント(旧福岡クリスマスマーケット)2023スナップ。

          時季が来れば各地でクリスマス関連のイベントが催されていて、ここ福岡も例外ではなく賑わっていた。 もともとの名称は2023年から変更になり、規模も拡大されたらしい。 どの会場も多くの人が行き交っているのだろうな、と博多駅前の会場を見るだけで想像できる。 会場内には飲食店もあり、それらを食べられるようなテーブルやイスなどが設置されている。 会場の広さも十分に確保されているようだけれど、それでも狭くなっているところは狭くなっているほどにお客さんが来ている。 西洋への憧れを反映

          クリスマスアドベント(旧福岡クリスマスマーケット)2023スナップ。

          「喫茶 竹の熊」での新嘗祭という祝祭。

          阿蘇・南小国町に2023年5月にオープンした「喫茶 竹の熊」。 多くの畏敬や哲学を込めて作られたこの場所は、「喫茶」というよりも「禅寺」という表現の方が正しいのでは…という気がします。 それほどに意匠が詰まりに詰まった建築やメニューになっています。 開店から約半年となる2023年11月23日に、新嘗祭が執り行われました。 事前のチケットは完売とのことで、一般参加も可能な吉原岩戸神楽から見学に伺いました。 会場はすでに多くの人で賑わっていて、町外から来られた方もかなりいら

          「喫茶 竹の熊」での新嘗祭という祝祭。

          市制100周年を迎える街で2024年のスナップ撮り始め。

          2024年が始まって4日目。 1日:令和6年能登半島地震 2日:羽田空港衝突事故 3日:北九州小倉大火災、秋葉原駅刺傷事件 すでに様々なことが日本でも起こっていて、こんな年明けを誰が想像しただろう。 新年早々、市制100周年を迎える街で、スナップを撮影してきた。 開いているお店も少なく、普段よりも人通りの少ない街並みが新年らしい趣を感じさせる。 駅周辺に目をやればキャリーバッグを転がす人も多く、誰かにとって帰るべき家や戻りたい場所があるのだと思う。 路地裏に入ると、こんな

          市制100周年を迎える街で2024年のスナップ撮り始め。

          「カメラの日」に考えた「写真」のこと

          11月30日は「カメラの日」と言われている。 1977年11月30日に小西六写真工業(現コニカミノルタ)が、世界初のオートフォーカス機能搭載コンパクトカメラ「コニカC35AF」を発売したことに由来しているらしい。 カメラ業界にとってはそれだけエポックメイキングな出来事の一つであったということだろう。 技術面で考えてみても、光を定着させるものとして、フィルム→CCD→CMOSと変遷している。 (ちなみに、この記事で使用している写真はCCDセンサーのカメラで撮影) そして、「

          「カメラの日」に考えた「写真」のこと

          まず自分らしさの世界を捨てる。

          はじめまして、ツカサです。 まず初めに自己紹介を。 地方国立大学(文系)を卒業後、総合人材情報サービスの会社に営業職で就職。 約6年間の勤務の中で香川県→愛知県→広島県と転勤して独立。 ご縁あって九州初上陸で現在。 趣味・好きなもの カメラ/写真:メインはNikon機。フィルムからCCD、CMOSまで。コンデジから一眼レフ、ミラーレスまで。オールドレンズが好物。最近では、撮ることの身体性と、被写体との関係性について考えています。 音楽:聴く専門ですが広く浅く。ZIGG

          まず自分らしさの世界を捨てる。