わけもわからず「三度」はねる
腹筋、腕立て伏せ、スクワット、そして寝る前に10分間ほどかけてストレッチ。
現在私はこれらを、毎日の習慣としてほぼ欠かさずおこなっている。
なぜ唐突に切り出したかと問われたところで言うまでもなく、再び枯渇状態に陥ってしまっているからである。
普段通りであれば記事を書いて投稿した後から寝るまでの間に、上述の通り自分で設けたメニューを必ず実行している。
ただこれを自分の”ナイトルーティン”という、仄かにお洒落な要素を含んでいそうな括りにまとめてしまうのは、些か想像しているものと掛け離れている気がしてならない。
ともあれ、いつもやっていることの順番を逆にすれば、何かアイデアやネタの一つか二つは思い浮かんでくるかもしれない…。
そう思って今回だけ異なる順序でいざ実行してみたのだが、しかしなにもおこらない。ポケモンに例えるなら、何度も「はねる」を繰り出してもコイキングのようになにもおこらない。
ギャラドスに進化するまでなにもおこらない…のだろうと思うと、それはそれでどうも切なくなってしまう。
けれど一度でも戦闘に出せばいくらか経験値がもらえるというなら、アメとチート以外で手段がそれだけしかないとしても意味があるのかもしれない。
というように考えてみれば、どんなに些細なことでも一つ一つ積み重ねていくことが大事なんだと、最近改めて思い知らされるようになってきたのである。
習慣づいている筋トレやストレッチもやりはじめた頃と比べれば、ガッツリと回数をこなしている今とでは、大げさに云うとで天と地の差であった。
思ったより動けないわキツいわ痛いわで、僅か数回おこなったところで体が悲鳴を上げてしまうほど貧弱なものだった。
ただそれは、潤滑剤が隅々まで行き渡ってないように体が馴染んでいないだけだと、同時に考えさせられるものでもある。
故に、どこぞの誰かさんが「天才とは1%の才能と99%の努力で出来ている」と言い残しているのを思い出していた。
たしかにそれでいえば、どの世界や業界においても君臨している天才あるいはプロフェッショナルと呼ばれる人物たちも「強くてニューゲーム」みたいに、初めから何もかもうまくいっていたわけではないのだと。
地道だけれども、日々の積み重ねを着実にかつ確実にこなしてきたかつ持続してきているからこそ、多少の波が起こっても揺らぐことなく今の地位が保たれているのであると。
それに限らず色んな方々に対する尊敬の念は、やはり常に送り続けておきたいものだ。
しかしそう思った時、人生の大半を愚行に費やしてきてしまったという名の元で中途半端に過ごしてきてしまった私は、いったいなんのプロなのだろうか。
そう振り返る(?)だけでまたしても、夜も更けてきそうな時間にますます考えざるを得なくなるのだった。