#020 すきな映画の話。
今日は、好きな映画の話。
好きな映画は何ですか?
と聞かれて、真っ先に、思いつく映画は『LA LA LAND』だと思います。ミュージカル映画が好きなわけではなく、私が好きな映画の要素のすべてを満たしているのです。
その要素の一つ目は、「Bad-endのストーリー」であること。このお話は夢を追いかける男女が恋愛し、夢をかなえるが、2人が結ばれるわけではありません。私は、人生はハッピーエンドで終わるわけがない、と強く思っています。最後は、必ず何かしらのお別れがあって、そのお別れの先に、また新しい道が待っていると信じているので、ハッピーエンドのストーリーだと、まだその先あるだろ?と思ってしまって、消化不良になってしまうのです。この要素を満たしている他の映画だと、『建築学概論』もそうですね。
そして、建築学概論には、2つめの「ヒロインがカワイイもしくは好みのタイプ」という要素も当てはまります。建築学概論のヒロイン、スジは、素朴な感じがとても素敵ですよね。確か、この映画がきっかけで韓国では、国民の初恋、と呼ばれたのでしたっけ?そして、特に好きなわけではないですが、「君の膵臓を食べたい」の浜辺美波さんの透明で純な感じも、いかにもって感じで、おっさんながら、キュンとしましたね。
さて3つ目の要素は、「ロケ地に行ってみたくなる」です。映画の中の風景をみて、あっ、なんか素敵だなー、行きたいなー、と思うと、映画まで好きになることが多いです。「LA LA LAND」は仕事でLAに行ったとき、週末で一人、コソコソと出かけて、グリフィス天文台にあがるまでの道をこの目で見てきました。他の映画だと、「八日目の蝉」とか、「世界の中心で愛を叫ぶ」のロケ地は印象に残っています。確か、どちらもロケ地は四国だった気がします。四国のロケ地でいえば、東京ラブストーリーで最後に映った小学校も確か四国だった気がします。あとロケ地でいえば、奥日光にある菅沼。ここは「ただ、君を愛してる」のロケ地です。この映画も好きな映画の一つです。このロケ地は、池のほとりになんという木か分かりませんが、ポツンと立っていて、その光景がとっても素敵なのです。これは一見の価値ありです。さて、この「ただ、君を愛している」は今まで上げた要素のすべてを満たしている上に、最後の要素である「主人公が夢をおいかける」も満たしています。
夢をおいかけるけど、その途中には必ず犠牲を払うことになる。そして、夢をかなえたけれども、その過程で失ったものも同じくらい大きい、という流れが、現実っぽいし、自分がかなえたい現実とも言えて、さらに、その現実を美しい景色と美しいヒロインで彩られていると、イイね!となるという私の好きな映画についてのお話でした。
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