ワンピースの「あの名言」から思う、スペシャリストとゼネラリストの話
人気コミック「ワンピース」の映画『ONE PIECE FILM RED』が興行収入100億円を突破し話題ですね。
みなさんはワンピースのこのセリフを知っていますか?
私は「ワンピース」の中でもこのセリフが特に好きなんです。
なぜかというと、事業としていると、このマインドに深く共感することが多いのです。
80点までが早い人生と120点を出せる人生
起業すると、よくも悪くも自分と向き合う機会が増えます。
私もまた、自分の長所とも、短所とも向き合ってきました。
そんな中で、顕著に苦手意識があったのは、物事を120点までブラッシュアップすることです。
私の場合、学生時代から80点までは誰よりも早く到達できるのに、120点まで引き上げることにすごく苦労してきました。勉強も運動も、どの科目でどのスポーツでも、平均以上になるまでが人より早かった一方で、そのジャンルで“スペシャリスト”として頂点を極めることは難しかったのです。圧倒的な強みや、エースになる力量がないことに悩んだこともありました。
しかし起業してしまったら、「苦手」なだけで避けて通ることはできませんでした。
追い込まれて何とか100点まで引き上げる日々。しかしまわりには、120点を出せる優秀な人材がたくさんいます。
そこで私は、視点を変えてアプローチすることにしました。
誰よりも早く80点に引き上げられるなら、80点のスキルと80点のスキルを掛け合わせることが新たな起爆剤になってくれるのではないかと考えたのです。
スペシャリストの人が特定のジャンルでしか力を発揮できないなら、自分は80点で良いから広く物事を捉えられるゼネラリストになろうと思いました。
80点×80点×80点が個性
自分にとっては短所だった80点が強みに変わったのはこの時でした。
誰よりも早く80点にできるからこそ、さまざまなスキルを駆使して営業に没頭。
特化している強みではなく、掛け合わせて広く網羅できる力を強みに仕事を獲得するようになりました。
すると今度は、スキルとして「掛け合わせる」というところまで視野が広がります。
120点を出せる“スペシャリスト”の気質を持った複業人材を採用することで、掛け合わせていく力にさらに爆発的な威力を与えることができるようになったのです。
私は、できないことがあったからこそ必要な部分に目を向けることができました。
できないものはできません。無理して80点を120点にすることに時間をかけるより、80点をどう生かすのかを考えた方が効率が良いのです。
そして冒頭で述べたワンピースのセリフ
この言葉のように、120点のスペシャリストと力を合わせることで、ゼネラリストの私はさらに強みを発揮することができるようになるのです。
私に足りないところはスペシャリストの人に助けて貰えばいい。そう考えるようになってから、事業はさらに好転していきました。
協力し合いながら次のステップを目指す
こうして、今は助けてもらうことの重要性を痛感しています。
もはや、助け合わない限り生き残れないとさえ感じています。
私には苦手なことがたくさんありますが、社員や複業メンバーが助けてくれて今がある。それはまさに、ワンピースのこのセリフに通ずるものがあります。
「掛け合わせ」の力で120点×120点×120点を作れているからこそ、TSUIDEは成長し続けられているのです。
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