【#マイプロジェクト】探究学習ってやっぱり面白い
1/11(土)全国高校生マイプロジェクトアワード京都府Summitに参加しました!
全国の高校生たちが自分自身の実現したいこと・変えたいことをテーマにプロジェクトを立ち上げ、アクションを起こすことで主体的・探究的な学びを目指す「マイプロ」
京都府各地でマイプロにチャレンジした高校生たちが一同に集結し、お互いに学びの成果を共有しあうのが京都府Summitです。
実は僕自身が高校生の時にマイプロに挑戦した一人でもあるので、そのご縁でこれまでも何回かマイプロ関連のイベントに参加させていただいた事がありました。
そんな中、今回の役割は高校生の発表に対して様々な問いを投げかける「サポーター」
過去、司会やファシリテーターを務めたことはありましたが、サポーターとして参加するのは今回が初めて。
僕が高校生の時はこのポジションの方は「審査員」と呼ばれ、各発表の細かい部分を根掘り葉掘りして、得点を付ける役割がメインでした。ただ現在はあくまで競い合うのではなく学び合う事に重きが置かれていて、サポーターは各発表に得点を付けることはありません。なので、プロジェクトの細かい部分を詰めるというよりは、そもそもなぜこのプロジェクトをしたかったのか?今後の人生にこの学びをどう生かしたいか?という点を意識しながら高校生たちと対話しました。
ただ、高校生の中には「細かい事をもっと突っ込んで聞いてほしいんだろなぁ」という表情をしている子もいて、そのバランス感覚はとても難しかったですね。
でも、とってもやりがいありました!
マイプロジェクトをするにあたって、僕もそうだし色んな方が共通しておっしゃるのが「マイ感」の大切さ。つまり、誰かにやらされてるからとか社会で求められてるからではなく、「自分がそれをやりたいと思った」という自分らしさのところ。
その源ってなんだろう?と毎年この時期になると考えるんですが…。
一つ高校生の発表からヒントをもらいました。
それが、「小さな違和感」をアクションに繋げてみること。
とある子が受験勉強ではおなじみの「赤シート」が本当に暗記において効果があるのか?というテーマで発表してくれました。
赤シートでの勉強は皆一度はやったことあると思うんです。その子は皆が赤シートで暗記する様子を見て「赤シートってホンマに効果あるん?」と疑問に思ってプロジェクトにしてみたそう。
僕も高校生のときは何も考えずただぼーっと赤シートを使っていましたが、確かに効果が高いのか?と言われるとそんなこと考えたこともありませんでした。
「マイプロジェクト」というと、なんだか壮大な研究をしなきゃいけないようにも聞こえますが、日常生活に密接に関わっているものからでも「小さな違和感」を見つけ、それを好奇心を持って深掘りしていけば立派なマイプロになるんだなと。
物事の大小ではなく、自分の心の中の「感覚」に素直になることが大切なんだと学ばせてもらいました。
ここまでは高校生からもらった「学び」でしたが、逆に高校生の皆に伝えたいと決めていた事もありました。
それが「今いる世界から0.1歩外に出てみることの楽しさ」
高校生でマイプロに挑戦した僕は、ありがたいことに東京で行われた全国Summitに出場させてもらいました。
全国各地から自分と同じようにマイプロに取り組んできた仲間が集まり、共に過ごした時間は本当に楽しかったし、今でも鮮明に覚えています。
当時はまだここまで探究学習が一般的にはなっておらず、同じ高校内でマイプロに取り組んでいるような子はいませんでした。
ただ、全国Summitで沢山の出会いを通じ「学校の外に出てみたら自分と同じような思いをもった子が沢山おるんや!」と勇気をもらえたのでした。
実は高校生活が全く肌に合わず、毎日「早く卒業したい。人生つまらない」と思ってたんですが、全国Summitでの出会いを通じて「今の学校内が社会の全てじゃないんだ。どこかに必ず心地よい場所があるんだ」と思うことが出来たんです。
そういった意味で、今自分が置かれている環境に縛られ過ぎて欲しくないし、学校外の人と交流する楽しさと成功体験を持ち帰って欲しいなぁと思っていました。
僕自身も昨日一日でまた新たな出会いが沢山あったし、人生に迷ったとき・ちょっとやる気が出ないときにマイプロが「一旦立ち返る場所」だと改めて実感しました。
高校生だけじゃなく、運営のメンバーも含めて「全員で一ミリでも良いものを作るぞ!」というあのマイプロならではの雰囲気が僕は大好きです。
今後も様々な形でマイプロに携わり続けたいなと思っています。
主催・運営のココカラスタジオの皆さん。そして何より高校生の皆さん。本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました!!