政府効率化省、オーストラリアの中古住宅
●政府効率化省
過激な言葉を使っているときがあるけど、規制を増やす仕組みも必要だけど、減らす仕組みも必要だよねというのが、トランプ氏やマスク氏の主張である。
現在のポジションが揺らぐ人からは反発が必至だと思うけど、ルールを大胆に変えれるのはアメリカの強さでもあると思う。
日本の場合、インフレの統計に合わせた基礎控除額の上昇すらまともに進まない状態なので、日本の政府にも「何かを減らす」インセンティブを持つ主体が必要に思える。
人間の認知の仕組み上、積み上げること、増やすことの方が認知しやすい。また行動経済学では、損失を過大に見積もる傾向が顕著に出ている。
何かを減らすのに、脳は向いていない。
だが、その認知のズレを乗り越えるような、積み減らす機関の創設が重要だと思われる。
アメリカは、それに挑戦しようとしているので、結果がかなり楽しみである。
●オーストラリアの中古住宅
上のアメリカの動きと同様に、DEI政策や普遍性には、限界があるのを示す動きを寛容な国というイメージの強いオーストラリアが発している。
普遍性の下では、全員が「自分のしたいことを追求する」ことはできる。
だが、資源に制約がある以上、全員が「自分のしたいことを達成できる」とは別の話である。
この辺の線引きが、トランプ氏のアメリカが作る世界秩序に合わせて、各国で実験されていくだろうと思う。