Naoto

40歳にしてこれからのことを考え始めた企業勤めの建築士です。 失敗しても格好悪くてもい…

Naoto

40歳にしてこれからのことを考え始めた企業勤めの建築士です。 失敗しても格好悪くてもいいやという気持ちで、気楽に気軽にマイペース。

最近の記事

担当を代えてくれ

担当を代えてくれとお客さんから言われた。 僕ではない、僕のチームの中の一人に対してだ。 やさしい人ではあった。 ものごしも柔らかく、愛想もよい。 でもおそらく「やさしい」がゆえに、 自分のせいで、誰かに不都合が起こってしまいそうな状況になると、 ごまかしてしまうのだ。 目を背けてしまうのだ。 きっとそうすればいつまでも自分は「やさしい」人でいられるから。 わかるんだ。その気持ちも。 そんなに悪気があるわけじゃない。 本人がうまくいっている時は一生懸命ですらある。 いい

    • 今日のいいこと

      僕は企業相手に設計することが多いので、 施主といっても相対するのは企業の担当者だったりする。 今日お会いした担当の方は、こちらからのちょっとしたお願いごとをとても気持ちよく「いいいですよ!」と言ってくれた。 ささいなことかもしれないけれど僕にとって今日のいいことの一つ。 何だかモヤモヤとした世の中だけど。 だからこそ書きとめておこーっと。

      • 腹が立つ

        いい年なのに(逆にいい年だからか)、自分のミスを指摘されると腹が立つ。 そう、いけてない。 自分の同僚や後輩のミスに対して、他部署から理不尽な言い方をされたりするのを見てても腹が立つ。つい口を出してしまう。 でも結局その怒りの感情に支配されて、しばらく仕事が手につかなかったりするのだ。しかも原因は自分だったり自分の部署だったりするのに。 自分のことを棚に上げてよく正義感ぶって怒れるな、とも思うし、自分のことなんか棚に上げれなければ怒ることなんてできないだろう、とも思う。こ

        • 喉が渇く

          晩酌のお酒の量が増えてきている気がするので減らそうと思った。 自分の気持ちを冷静に見つめてみると、「お酒を飲みたい」という気持ちの中には「酔っ払って気持ちよくなりたい」部分と「喉が渇いているので潤したい」という二つの要素があるようだ。 だから、飲みたいと思った時にまずちょっとアルコールではないものを飲んでみている。主に水かお湯だ。すると、「お酒を飲みたい」の気持ちの一部が解消されて少し弱まるのだ。結果トータルとしてアルコール摂取量が減る、という作戦だ。 とりあえず、この2

        担当を代えてくれ

          天気の悪い休日明け

          朝はテンションをあげておきたいと思う。 どこかで1日は段々と疲れてくるのだからスタートのテンションを上げておく方が良い(意訳)という話をきいてからそう思うようになった。 晴れていると気分がよくなる方なので(自分を観察して知った)、逆に天気が悪い週明けというのはどうモチベーションを上げるか苦労する。そして今日がまさにそんな天気の日だった。 今日は、ひたすら掃除した。テレワークにかこつけて、始業5分前まで洗面やらトイレやらライトの傘まで拭いた。たくさんの缶ビールの空き缶も潰し

          天気の悪い休日明け

          感情を見つめる・飲み込む

          40歳にもなるというのに他者を羨ましいと思う気持ちが無くならない。 会社の同僚がよいデザインをしていたら素直に喜んだり尊敬したりすればよいのに、そこには同時にもやっとした感情が勝手に生じていてどうにもすっきりした気持ちになれないのだ。 それでも20代のころに比較すれば大分よくなったと思っていた。 他者との比較ではなく自分の価値観で自分を評価すればよいと思えるように言い聞かせてきたし、心のそうした鍛錬の成果と呼ぶべきものもあったかもしれない。 ただそこには自分への諦めや残され

          感情を見つめる・飲み込む

          忘れてしまう

          あぁ嫌だ。明日の仕事が嫌だ。新年の目標も立てていない。特に整理整頓もしなかった。今年の冬休みはなんだか冴えなかったのだ、 僕はあまり切り替えがうまい方では無いと自分で思っているし、ここ数年仕事の失敗のあるたびにがっつりプライベートまで影響させていた。 明日からの仕事でトラブル対処が目白押し。そりゃ仕事したくもなくなる。 何よ、我慢に代わる私の選択肢って。 だって我慢なんてもう自分の中の一部なんだ。 我慢しているかしていないかなんてもうわからない。 わからないわからない。

          忘れてしまう

          月曜日は頑張らない

          休み明けでばたばたしがちな月曜日だけど、 先週と今日、意識的に仕事量を少なめにして早く帰った。 40歳、体力(あるいは気力)が落ちてきて、1週間のスタートで頑張りすぎると金曜日まで続かないのだ。 えいっとパソコンを閉じて、お先に失礼します。 #月曜日

          月曜日は頑張らない

          ねむり 村上春樹

          眠れない時の感覚をぴたりと言い当てているなぁ。すごい。 でもその後の「ねむり」から解放された清々しさ、自由さ、解放感。 社会の通常の時間軸から外れた解放区のような時空間で精神を解放しているような気持ちよさがこちらまで伝わってくる。 でもきっと解放されてはいないはずだという不安感もあって。 それは最後に何かしらイメージとしてもあらわれているような気がするけど。 ねむり という束縛からの自由(何らかの隠喩かもとも思うけど)とそのリスクの感覚が感覚のまま小説化されているような感

          ねむり 村上春樹

          生活の模様替え

          4月になって会社の組織も変わり、与えられた役割も変わり、就業規則も変わったことで自分の生活を見直さなくてはと思い始めました。 相談を受けることが多くなりそうなのでデザインを考えたり集中作業をする時間がどうしても足りなくなりそうだ。。。朝の時間を活用しようとは思うけれど、睡眠時間を削ったりプライベートの時間も減らしたくない。テレワークもまだまだ続く。何せ1日24時間しかないのは変わらないのにやることを増やそうと思っているからそんなに簡単にはいかないわけで。考えているうちに少し

          生活の模様替え

          造形で勝負できないデザイナーの生きる道

          僕は「デザイン」という言葉に少し抵抗を感じるというか、コンプレックスがある方です。あまり格好いい形を直感でつくれず、苦手意識を持っています。それでも何だかんだと設計を続けて、最近ある程度デザインとしても施主から評価を受けることも多くなってきました。形や美しさで勝負できない僕が何で評価されたかと言えば、 ズバリ「一石二鳥」による「なるほどー」です。 もう少し言うと「形」と「機能」の一石二鳥です。 ちょっとした例を挙げます。 「波を表現したい」というニーズ(あるいは造形と

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          介護の準備 会話する時間づくりのこと

          親のこれからの生活のことをあれやこれやと考えて思ったのは、「話してみないとわからないな」ということ。 そもそも大人になって住まいが離れている時点で接点が少なくなっていたので「親がどう過ごしたいと考えているか」がわからなくなっている。 随分前に「あなたには迷惑かけないようにするから大丈夫よー」と言われた気がするが、果たして今もそうなのか?時間が経ち、自分の老いを自覚して考え方が変わってきていないのか?これは話してみないとわからない。 では話せば良いじゃん、と思うがそううま

          介護の準備 会話する時間づくりのこと

          介護の準備 #0 前提条件のセット

          自己紹介というか、現時点の状況を正しく記述しておくことは自分のためにもよいような気がするのでやってみる。 私:39歳の男性 企業に勤めている建築士。仕事は大変だけど割と楽しくやらせてもらっている。姉がいる。 妻:同い年の妻。専業主婦。兄がいる。 子:娘二人。下の子も4月から小学生。 両親(父):73歳(今年74歳)糖尿病的な感じが伺える。 両親(母):72歳(今年73歳)数年前に癌の手術。今はオストメイトが必要。 僕の自宅から実家まで1時間ちょっとで行ける距離感。

          介護の準備 #0 前提条件のセット

          介護の準備のコト、考えはじめてみる

          きっともうすぐ介護が必要になってくるだろう親がいる。 少し離れて暮らしているし、子どももいるし、仕事も忙しい。そんなことを言い訳にして随分と目を逸らし続けているような気がしていた。 でもコロナのこともあって、「ライフスタイル」みたいなものを見つめ直さなきゃいけなくなってふと思ったんだ。 あれ?親ってこれからどうしていくんだろう? どんなケースが想定できるのか考えていたら寝れなくなった。これはもう動かなきゃダメだ。でもきっと結構面倒くさい。もともと僕はあまりコツコツでき

          介護の準備のコト、考えはじめてみる