ねむり 村上春樹
眠れない時の感覚をぴたりと言い当てているなぁ。すごい。
でもその後の「ねむり」から解放された清々しさ、自由さ、解放感。
社会の通常の時間軸から外れた解放区のような時空間で精神を解放しているような気持ちよさがこちらまで伝わってくる。
でもきっと解放されてはいないはずだという不安感もあって。
それは最後に何かしらイメージとしてもあらわれているような気がするけど。
ねむり という束縛からの自由(何らかの隠喩かもとも思うけど)とそのリスクの感覚が感覚のまま小説化されているような感じがする。
まとまらないまま書く感想文。
眠れないよるにあまり役には立たないねむりという小説。
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