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日本語を学ぶ、教える

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「日本語を教える・学ぶ」ことについて日々考えています。
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2017年4月の記事一覧

"うれしますのあなたがたのたのしみました"

日本語クラスの学生とやりとりしているSlackのグループに、土曜日に〇〇しましたよ~!と投稿したところ、「うれしますのあなたがたのたのしみました」というコメントが付いて、目が点に。 言いたいことは分からなくはないけれど、どうやったら、こんな文章がでてくるんだ。。。。。 うれしいです、たのしいです、と授業で教えたはずなのに、、、、、涙。 きっとGoogle翻訳かけたんだろうな、、、、、と思って、逆翻訳かけたらどうなるんだろう、、、、と試してみた。 「うれしますのあなたが

入社の季節。。。新卒"一括"採用が良いかどうかは別として、”新卒採用”があることは良いことだ!!!

日本語クラスでの4月の話題として、日本の入学式、入社式を取り上げた。 日本の文化や事情についても知りたいというリクエストがあるので、本題の項目に入る前に、簡単な日本語を織り交ぜながら、時事的なトピックを話すことにしている。 「日本は花見の季節ですね~、ポーランドではイースターがありますね~」なんて話をしながら、入学式と入社式の話題に。 学校の節目ごとに入学式や卒業式があるのは、ポーランドでも同じ。 でも、、、、、入社式って、なかなかレアなんじゃないかな、、、それも数百

習慣って、癖って、こわい。(´・ω・`)

いま受け持っている日本語のクラスは、全部で3レベル。1年目、2年目、3年目以上~。 1年目は、わたしがイチから教えている生徒。2年目と3年目以上は、わたしが教える前から他の先生に習って日本語を学習している。 2年以上の方が、語彙だって、習った構文や文法だって、1年目よりも遥かに学習項目は多いはずなのに、、、、、スラッと日本語が出てこない。「週末は何をしましたか?どうでしたか?」という質問に対して、圧倒的に1年目の方がスラスラ答える。。。 1年目は、習ったばかりで嬉しいか

すみませんが、ちょっと…。(´・ω・`)

日本語教育において、「断りの表現」として出てくる「すみませんが、ちょっと…」。 使い勝手が良いと言えば、良いかもしれないけれど、日常生活において日本人が使っているかというと、どうなんだろうか? 語彙が増えてきた段階で、「すみませんが、ちょっと…。今日は、予定があります。」「すみませんが、ちょっと…。甘いものは好きじゃありません。」とかって、補足する言葉を添えることを教えたら、もっとナチュラルになるんですかねぇ。