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楽譜を読むための基本 2「テンポと拍子の関係」を掲載しました[ラッパの吹き方:Re]

これまで書き続けてきたトランペットや音楽に特化したブログ「ラッパの吹き方:Re」。数年経って最初の頃の記事を読み直して、あまりに今と考え方や実践方法が違っていたり、説明がヘタクソなので、このまま放置するのが我慢できなくなり、最初の記事からひとつずつ加筆修正し、隔週土曜日の朝にnoteへ再掲載する作業を最近しています。

これまで掲載してきた記事は以下のリンク先で読むことができます。ぜひ。

そして昨日、こちらの記事を掲載しました。

音楽がどのように作られているのか、その最も基本的なところを「楽譜」の目線で解説しているシリーズの2回目です。

楽譜を理解する方法を理解しようとしていませんか?

楽譜を読むのが苦手とおっしゃる方も結構いらっしゃいますが、その苦手な方の楽譜に対する理解の仕方は、多分ですが「書いてある情報を理解する方法を理解しようとしているから」だと思います。え、何言ってるかわからないって?

中1で英語が嫌いになった理由

僕は英語が苦手、というか中学校の英語の授業が嫌いでした。中学校に入学した頃は英語を学ぶことがすごく楽しみで、英語が沢山喋れたらいいな、憧れを抱いていたのですが、いざ蓋を開けてみれば日本語のカタカナ発音しかできないオジサン先生が「一般動詞」だとか「過去完了」とか英語には程遠いキーワードの連発で、「この場合はこうしなければならないんじゃー!」「こう書いたら間違いじゃー!」「ビャースケットボー(basketball)じゃー!」と細かく細かく広島訛りの日本語で解説され、英語の授業なのに画一的な「英語の構造を日本語で理解する授業」が延々と続いていたので、もう全然面白くなくて、挙句、すぐ「それは間違いじゃ」とか「それはダメじゃ」と否定ばかりされ、「言語なんて伝わってナンボじゃね?」と思っていてもテストでは全部バツにされてもうホトホト嫌になっちゃったんですよね。中学1年の2学期、早々に挫折しました。サンニンショウタンスウゲンザイケイの時に動詞に「s」付けなくてもきっとアラバマ州の農家のおじさんは優しい顔して理解してくれるよ。知らんけど。

話がそれましたが、楽譜を読むのが苦手な人は、すでにほぼ完成している楽譜というものが「このようにできている」という構造や状況を理解するところで一旦止まってしまっているのではないか、と推測します。
構造や理屈を理解するところで考え込んでしまうと、本題を見失ってしまいやすいんです。

「音楽」ありきの楽譜

なので、「音楽」が最初にあって、それを伝えるためにみんなが理解できる方法を考えて、ひとつのルールを導き出して「記した」のが楽譜ですから、楽譜を理解する前に、音楽を知る(その作品を耳と頭で知る/感じる/楽しむ)ことを先にすべきだと思います。
そうしているうちに頭で歌ってる音楽が楽譜に記されるとこうなる、と理解できれば楽譜は直接的に入ってくるようになるはずです。

ということで、今回掲載した「テンポと拍子の関係」では、テンポとは何か、なぜ小節、小節線、拍子があるのかなど、楽譜がどのように書かれているのかできるだけわかりやすく解説してみました。
すでに楽譜が読める方も「言われてみればそうだよね」を感じてもらえればと思います。

ぜひご一読ください。

荻原明(おぎわらあきら)

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荻原明(おぎわらあきら):トランペット
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